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サイト訪問者の新規・リピーター比率はどのくらいが合格ライン!?


新規・リピーター比率は意思決定のための指標

 新規・リピーター比率はどうあるべきか、の絶対的な答えはないことは既に書きました。だからといって使えない指標かといえば、もちろんそうではありません。データ分析の基本は比較です。時系列比較、ページ別比較などありますが、新規・リピーター比率を考える上で重要なのは、「あなた」との相対的な比較です。

 ここでいう「あなた」とは自社Webサイトを運営している担当者や管理者のことです。広告代理店や制作会社のことではありません。Webサイトを企画し、作り、運営しているということは、こういったユーザーに来てもらいたい、こんな目的を達成して欲しい、といったイメージ、もう少し固い言い方をするとWebのコンセプトがあるはずです。このWebコンセプトと比較して、新規・リピーター比率がイメージどおりかそうではないか、を比べてみましょう。

 概ねイメージどおりか、それとも結構違っているか、これを認識することが第一歩です。この段階では、新規・リピーター比率が高い低いはあまり意味がありません。

 次に、あなたのサイトがこの先どうなって欲しいか、新規ユーザーが増えて欲しいか、それともリピーターが増えて欲しいか、それとも現状維持がよいか、あなたのビジネスに照らして考えてください。

 これを考えたときが、新規・リピーター比率との付き合いが始まる日です。先々あなたは様々な施策を実施していくと思います。その結果として3ヵ月後、半年後、1年後に、新規・リピーター比率はあなたが描いた方向に変わっていくか、を検証するのです。

 新規・リピーター比率は、今のサイトの良し悪しを判断する指標ではありません。あなたが立てた戦略=仮説に対して、先々実施する各施策の結果、サイトが思うように成長しているかどうかを検証する指標です。とはいえ、短期的なことも気になるのが人の常。次ページでは、短期的な目的のための新規・リピーター比率の使い方を説明します。

次のページ
短期的に活用する新規・リピーター比率

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/12/12 17:38 https://markezine.jp/article/detail/5945

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