最後の難関CVR
前回はクリック数をいかに効率よく集めるかを話してきたが、今回はコンバージョンレート(CVR)についての話をしていきたいと思う。コンバージョンレート(CVR)とは、クリックに対する成果の割合のことで、これが高ければ高いほど、効率よく成果を上げられることになる。100回のクリック(誘導)で100件の成果があれば100%、成果が0であれば0%と計算される。
通常、CVRが100%というのは、ほぼありえないが、高ければ高いほど効率よく成果を上げているといえる。逆にCVRが低いということは、どれだけ効率よく集客をしたとしても、申込みをせずに逃げてしまっているユーザーが多いということである。そのため、CVRに気を配ることで、この逃げてしまったユーザーをうまく成果に結び付けることが可能である。
では、CVRを上げるためにはどうしたらよいか。キーとなるのは「ランディングページ」と「エントリーフォーム」である。ご存知だとは思うが、ランディングぺージとはバナーなどの広告をクリックした飛び先のページのことであり、またエントリーフォームとはユーザーが実際に登録や申し込みをする際に必要な入力フォームのことである。どちらも大切なのは、ユーザーの視点に立つ、という基本的なことである。
まずはランディングページだが、何も考えていない広告主の場合、通常のコーポレートページに飛び先を設定しているケースを多々見受けるが、これはあまりよくない。コーポレートページをアフィリエイトに流用するとなると、基本会社の顔となるページなので情報が多すぎる為ユーザーが迷ってしまいがちだ。できることならアフィリエイト用、打ち出したいサービスのみに絞ったページを用意することをお勧めする。その上で注意すべきことは、
- 情報過多にならない
- 逃げ道を多くもたない
ランディングページ改善の2つのポイント
情報過多にならない
情報が多すぎるページは、ユーザーから見たときに押し売りをされているような感覚に陥りやすいため、ランディングページには、必要なことだけを盛り込むべきだ。では、必要な情報とはなんだろうか? その1つは、商品/サービスの強み、メリットをわかりやすく提示してあげることだ。できればページの上部にキャッチとして表示させてあげれば、なお親切だろう。
また、ユーザーが商品/サービスを使った時のイメージを換気させるような情報があるとよい。それは、画像や写真、データなどで視覚的に表現することが望ましい。さらに、ユーザーが感じる不安点に対して答えてあげるような情報も必要だ。自分自身のことを振り返ってみると、メリットばかりを打ち出されたページに違和感を感じた経験を持つ人も多いだろう。一方、不安定を正直に記載したとしても、その不安点を解消させることも忘れてはならない。