今回、日本での提供を開始した「SceneCasterビジネス」は、Web上で3D空間の作成・共有が可能なソーシャルメディア「SceneCaster」のエンジンを一般のWebサイトでも利用できるよう開放したもの。低コストかつ短期間で3Dコンテンツの提供が可能になり、自社サイトで利用した3DコンテンツはSceneCasterの本サイトで利用可能なコンテンツとして登載することもできる。
3D空間の利用にはプラグインなどのダウンロードは不要で、同時接続人数は無制限。コンテンツには既存の製品CADデータなどをそのまま活用することができる。また、各種SNS、eコマース機能やデータベースとの連係も可能で、アクセス解析データも提供される。
Second Lifeなどの3D仮想空間サービスによって、3D空間の魅力を認知したネットユーザーは多いはず。明確な目的を持った3D空間をウェブサイトに追加して、そこで新たな情報体験を提供するこのソリューションは、これまでの3D仮想空間サービスへのイメージも変えることになるかもしれない。
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