アウンコンサルティングは、日本国内外で話題となった注目ニュースを振り返り、そのトップ10を選定した。10大ニュースの見出しは次のとおり。
1位 「Microsoft、Yahoo!買収提案そして撤回」
2位 「NTTドコモとGoogleが業務提携、iMenuにGoogle検索を搭載」
3位 「オーバーチュア、興味関心連動型広告『インタレストマッチ』提供開始」
4位 「Google、Yahooとの広告提携を白紙撤回」
5位 「Baidu(百度)、中国検索市場シェア60.5%で独走、日本語版が1月23日に本格サービス開始」
6位 「オーバーチュア、PC版スポンサードサーチの最低入札価格を変動型に変更」
7位 「中国の携帯電話ユーザー6億突破―日本総人口の4.7倍に」
8位 「Google、新しいFlashインデックスアルゴリズムを開発」
9位 「Google、ランディングページ読込時間を品質スコアの評価対象に」
10位 「Google、デモグラフィック入札開始-性別と年齢もAdWords広告のターゲットに」
1位となったのはMicrosoftによるYahoo!買収提案を発端とし、最後には決裂した一連の買収騒動。この動きは4位のGoogleとYahoo!の接近にも影響を与えた。また、携帯電話市場をめぐる動きも激しく、ドコモとGoogleの大型提携などが話題となった。
また、今年の10大ニュース発表にあたって、業界情報を伝えるオンラインメディアの編集部から今年を振り返るコメントが寄せられた。
「検索エンジンの仕組みの理解を踏まえた高度な知識とノウハウが求められる1年だった。不況によりマス媒体への広告出稿が手控えられるなか、インターネットが広告メディアとしての注目度を増すことは間違いない」(インプレスジャパンクリエイティブビジネス編集部)
「技術というよりも企業戦略、業界動向に関する話題が目立った1年。インタレストマッチや、ページ読込時間の評価、Flashインデックスも見逃せない。軽くてリッチなサイトが増えることで、インターネット体験そのものが楽しくなりそう」(翔泳社MarkeZine編集部)
「NTTドコモとGoogleの業務提携で幕を開けた1年、携帯事業者と検索エンジンの提携により、ケータイSEM市場は一気に拡大。ヤフー・オーバーチュア陣営の「インタレストマッチ」がケータイ向けに提供されれば、2009年のケータイSEM市場の起爆剤となる可能性も」(日経BP社日経ネットマーケティング編集部)
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