F1メディア 代表取締役社長。
仕事=女心を常に研究
弊社F1メディアを一言で言い表すと「F1層(20~34歳の女性)をターゲットにしたクロスメディアプロデュース会社」です。
具体的には、girlswalker.com(ガールズウォーカー)、東京ガールズコレクション等を運営するブランディング(旧ゼイヴェル)が持つF1層向けメディアコンテンツに、マスメディアや屋外メディアなどを組み合わせたクロスメディアプロデュースや新しい生活動線の上のタッチポイント開発等を行なっています。
タッチポイント開発には、ターゲットインサイトの見極めが重要となります。しかし、F1層のインサイトは容易には見出すことができません。そこで、我々が有している約200名の読者モデルを対象にグループインタビューを行ない、随時、定性的な調査を行なっております。また、ガールズトレンディという調査パネルを利用し、定量調査も行なっております。このような調査活動により、F1層のインサイトを常に把握しようと努めております。
等身大のクロスメディア効率の追求と生活者とのエンゲージメント
モバイルやインターネットの急速な普及をはじめメディア環境の変化によって、生活者が主体的に情報を収集、選別、発信し、自らの情報体験のイニシアティブを握っていく時代になりました。こうした環境の中、我々は「生活者発想」をさらに深化させ、等身大のクロスメディア効率を追求することに注力しております。その中でも、F1層に受け止めてもらえる手法の開発に着眼しており、そのような企業の姿勢こそが、ターゲットとのエンゲージメントを作ると考えております。
統合コミュニケーション全般をプロデュースできる人材
我々が求める人材は、マーケティングROI(投資対効果)感覚を常に持ち合わせている人です。もちろん、F1層を相手にマーケティングを行なうには、F1層のインサイトを見極める能力が必要であると述べましたが、それだけではビジネスは成り立ちません。
このインサイトより導き出した手法や手口、最も無駄がなくリーチできるメディアなどを組み合わせた統合的なコミュニケーション企画を創造していくことが最終的なアウトプットであり、実行の設計書ともなるのです。そして、無駄のない効率的なコミュニケーションプランは、広告主のマーケティング活動におけるROIを高めることにつながって行くことと確信しております。
広告は今の時代、費用でなく投資と見なければなりません。投資であればリターンが求められる。そのリターンとなる効果をどれだけ効率的に生み出せるかが私たちに求められているのです。
書誌情報
- タイトル:Webマーケティングコンサルタント養成講座
- 著者:海老根智仁、頼定誠
- 監修:根来龍之(早稲田大学IT戦略研究所所長)
- 定価:1,800円
- 刊行:2008年12月11日
- ISBN978-4-7981-1818-5
- ページ数:192ページ
- 判型:A5並製