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MarkeZine Day 2025 Retail

CMS徹底活用ガイド

200サイト以上のキャリア公式サイトの開発・運営経験から生まれた
コンテンツ管理だけではないモバイルCMS

大幅なコスト減/ビジネスのスピードアップを実現

 MobileKrei導入のメリットについて尋ねると、吉村氏はサイト開発運営コストの独自調査データを紹介した。同社が携わった携帯公式サイトの運営事業の場合、サイト立ち上げ費用が全体の16%、改修費用が20%、運用のための費用が64%をそれぞれ占めているという。吉村氏は続けて「モバイルはコンテンツの更新のスピードが求められます。仕様追加等の変更もMobileKreiのツール内でできますので、改修費用と運用費の84%を半減し、ビジネスをスピードアップできます。利用できる機能についてもバージョンアップをすることで常に新しい環境を提供することを考えています」とコストメリットと仕様変更の対応スピードについて語った。

 さらに吉村氏は、「操作画面は、特別な操作資料がなくても使えるように配慮しました。メインの編集画面は、左端に各ページのサイトのツリー表示、中央にはWordのように編集できるWYSIWYGエディタ、右側には素材管理画面があります」とし、右側の素材を中央の編集画面にドラッグ&ドロップして追加・変更したり、ページごとにキャリアや会員種別、機種判別などの各種設定を伴う編集などの操作説明を行った。

編集画面。ドラッグ&ドロップで簡単な操作が可能
編集画面。ドラッグ&ドロップで簡単な操作が可能

 集計・分析機能の画面では、アクセス数や入会退会者数、広告の効果測定など、期間別のグラフと各種数値のグリッドがレイアウトされ、サイトのトレンドをひと目で確認できる。「複数のサイトを横断して分析したり、各数値を簡単にエクセルに落とし込んだり、いつもチェックする項目だけ保存できる機能もあります」と、ビジネス面のサポート機能もアピールした。

集計・分析画面。サイトのトレンドはひと目でわかる
集計・分析画面。サイトのトレンドはひと目でわかる

キャリアだけでなく、コーポレートサイト構築も視野に

 MobileKreiは、どんなサイトに向いているのか、吉村氏に聞くと「受けがいいのはキャリアの公式サイトです。着メロサイト等のダウンロード系が多いです。既に導入された企業さまからは『今までより使い勝手がよい』と非常に満足されています」とした。

 料金体系は、ビジネスパックとスターターパックの2種類に分かれる。ビジネスパックは、MobileKreiすべての機能を使えるマルチ機能料金(初期費用200万円、月額費用20万円)と、必要な機能だけをセレクトできる機能別メニュー(ページ編集機能の場合初期費用30万円、月額3万円など)の選択ができる。いずれのメニューも別途サイト設定・保守料金(基本料金:初期費用10万円、月額費用4万円~、+配信するキャリア別の初期費用と月額費用料金)が必要となる。スターターパックは、キャリア公式課金のシステムの必要のないコーポレートサイトなどが対象のパッケージだ。こちらは初期費用50万円、月額費用5万円~とのこと(以上の料金はソフトの利用料のみでサーバホスティングなどは含まれない)。

 最後に今後の展開について吉村氏に尋ねると「スマートフォンには対応していく必要性があります。スマートフォン向けサイトのビジネスモデルが確立していないので、導入のタイミングは大事だと思います。また、キャリアの課金サイトだけでなく、コーポレートサイトの需要も増えてくると思いますので、そういったお客様にもご利用いただきたいです」と語った。

「モバイルCMS市場はいまが黎明期。これからが勝負だと思う」と力強く語る、吉村氏
「モバイルCMS市場はいまが黎明期。これからが勝負だと思う」と最後に力強く語った

 モバイルビジネスに本格的に取り組んでいきたい場合、どのCMSを使うのかは重要なポイントです。コストや更新スピード以外にも、優れたユーザビリティ/広告効果測定機能に対応する「MobileKrei」の詳細はこちらから

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/01/09 17:00 https://markezine.jp/article/detail/6169

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