ネットレイティングスは、ニールセン・オンラインのインターネット利用動向調査「NetView」の2008年11月データをまとめた。それによると「Yahoo!知恵袋」や「教えて! goo」などのQ&Aサイトやインターネット百科事典「ウィキペディア」に代表される知識共有系CGMサイトの利用者数は家庭のみの利用に比べて家庭・職場全体のユニークユーザー数が大幅に増加し、職場でも重用されるコンテンツであることが分かった。
「ウィキペディア」は家庭のみの利用者数と家庭・職場全体のユニークユーザー数を比較すると518万人も利用者数が増加。「Yahoo!知恵袋」、「教えて! goo」、「OKWave」などのQ&Aサイトは増加率28%から44%と軒並み利用者数が増加している。また、ネット掲示板「2ちゃんねる」や各ブログサイトも3割前後の利用者数の増加が見られる。
一方、「mixi」や動画共有サイト「YouTube」、「ニコニコ動画」の利用者数の上積みは少なく、家庭からの利用が主となっている様子がうかがえる。
特に「教えて! goo」は職場での総利用時間が全体の56%となっており、家庭からの利用時間よりも長くなっているほか、「2ちゃんねる」も職場での利用時間比率が全体の約3割に達している。一方、人気の動画サイトの職場での利用時間比率は低く、「YouTube」(13%)、「ニコニコ動画」(8%)にとどまっている。
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