12月に行われた「カーナビの利用」に関する調査では、男女15,163名から有効回答を得た。カーナビ付きの自動車の所有状況を見ると、「ネット接続可能なカーナビ」(7.5%)と「ネット接続ができないカーナビ」(39.5%)を合わせて47.0%の人がカーナビ付きの自動車を所有しており、所有率は回を重ねるごとに増加している。
ルート案内以外で、カーナビでよく利用している機能・サービスについてたずねたところ、「施設・観光地などの検索機能」が55.0%でトップ。以下、「テレビ鑑賞」(44.6%)、「VICS(道路交通情報通信システム)」(36.7%)が続いている。
その一方、カーナビに不要な機能をたずねたところ、最も多かったのが「Eメールの送受信」(38.4%)で、「自宅家電の遠隔操作」(28.7%)、「ニュース、天気予報の自動読み上げ」(15.0%)などが上位を占めている。また「不要な機能はない」と答えた人も3割以上となっている。
カーナビを利用していて困ったことでは、「高速の下を走っているのに、高速だと思われ正確な案内が出来ない時」(女性・30歳)といったデータ上の不具合から、「地図データ更新に費用がかかる。専用の地図データDVDを購入しなければ更新できない」(男性・33歳)、「データ(HDDタイプ)の更新が面倒。USBメモリが使用できパソコン感覚で更新ができると良い」(男性・38歳)といったデータ更新費用や手間に対する不満のほか、「無料トイレの場所案内は重要」(女性・42歳)という声もあがっている。
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