バージョンアップした「Rtoaster」は、ASPサービスまたはサーバ設置型によって提供する総合的なレコメンデーションシステムで、今回、自動レコメンデーション機能、エリアターゲティング機能が新しく追加された。
自動レコメンデーション機能は、訪問者の商品ページの閲覧履歴データ+購買データをもとにして自働的に商品を推奨するもので、推奨ロジックにはロングテールに強いKERNEL法とベースとして独自アルゴリズムを採用している。また、エリアターゲティング機能では、訪問者のアクセス元IPアドレスから地域情報(都道府県、市区レベル)を判別し、この地域情報をもとにしたルールベースのレコメンデーション(エリアターゲティング)が可能となっている。
新版のRtoaster導入の第1号となったのは、アスクルが運営する法人向けサイト「アスクル・インターネットショップ」。同サイトでは、これまでレコメンデーション(商品推奨)は実施していたが、サイト訪問者のサイト内での行動傾向や規模、所在地、業種業態、取引実績などのデータに基づく精緻なレコメンデーションは展開していなかった。今回のサービス導入によって、限られたスペースで訪問者に合わせた情報を効率よく推奨することが可能になる。
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