2月12日から15日にスペインのバルセロナで開催された、世界最大級の携帯ビジネスのイベント「3GSM World Congress 2007」で、Comverse Technologyが、「セカンドライフ」を携帯から楽しむアプリケーションを発表した。
セカンドライフでは、「グリッド」と呼ばれる仮想世界にログインして、自分の分身であるアバターが、ほかのアバターと交流したり、ショッピングや探検、島を買って建物を建てるなど、さまざまな活動を行うことができる。今回発表されたのは、Javaベースのネット接続機能を使ってセカンドライフにログインし、携帯の機能に応じて、インスタントメッセージ(IM)や、ショートメッセージサービス(SMS)、画像や音声を添付できるマルチメディアメッセージングサービス(MMS)を使って、アバター同士が情報交換をすることができるアプリケーション。
また、Comverse Technologyは、インターネットプロトコル方式で映像を配信する「IPTV」を利用して、セカンドライフをテレビで楽しむアプリケーションも同時に発表している。セカンドライフを開発・運営している米リンデン・ラボは、1月にブラウザをオープンソース化しているため、これからもさまざまなサービスやツールが登場しそうだ。
プレスリリース:"Second Life Spills Over into Mobile World"
参考資料:"Comverse demos Second Life on mobile phones" (Reuters)