デザイン過多症候群
LPOはデザインで成果が決まると思っていませんか? 完全に間違いではないですが、デザインは、ランディングページで訴求したい要件を効率よく具現化し、ユーザーに伝える手段の1つに過ぎないのです。仮に誰もが納得する「かっこいいデザイン」を作ったとしても、成果へ導く訴求が効果的に表現されていなければ、満足する成果を得ることはできないでしょう。デザインが大切な要素であることは間違いありませんが、デザイン性を重視しすぎることで、ユーザーに伝わりにくいランディングページになってしまわないよう、注意が必要なのです。
解決策
デザイン過多症候群を回避するには「ユーザー視点」を強く意識する必要があります。ランディングページへ訪れたユーザーの導線をコントロールできるよう、デザイン要素すべてに意味を持たせる事が、最適なランディングページのデザインに繋がります。
機能前提症候群
Flashでのリッチコンテンツや新しいツールなどの機能(表現)を活用する事を1番の目的として、ランディングページを作成していませんか? 機能が目的となると、成果に対しての訴求内容を決める前に、「どのように動かす」「どのような表現ができる」などの表現方法構築に終始したランディングページ制作となってしまいます。結果的にインパクトのあるランディングページができるかもしれませんが、ユーザーに向けた訴求内容がしっかりと押えきれていないため、ユーザーに意図が伝わらず、成果に結びつかない本末転倒なランディングページを作ってしまうことになります。その結果、作成したランディングページの方が成果が悪くなるという結果を迎えかねません。
解決策
新しいツールなどの機能を取り入れ、チャレンジすることは素晴らしいことですが、目的に合わせた機能選定ができていない限り、いくら機能を駆使してもユーザーを成果導くことはできません。機能を活用する前に、LPOの目的はあくまでも「成果向上」であることを見失わないようにしましょう。