Step 3:リードするために必要なツールを整備する
Step 1、Step 2と取り組むべき課題を挙げてきたが、Step 2のような広告に接触した順番を把握していくには専用のツールが必要となる。そこで、Step 3のツール整備へ取り組むにあたりお勧めしたいツールが、ビービットが提供するWebAntennaだ。WebAntennaは「最初にどの広告に接触し、コンバージョンの前にはどの広告を見て、最後はどの経路からサイトに入ってきたか」という広告の間接効果(アシスト効果)を把握する機能を備えている。
同機能に対する導入先からの評価は高く、「間接効果の分析は、ある程度広告をやってきたが、伸び悩んでいるお客様、成果が頭打ちになってきたお客様に、特にご好評いただいている機能です」(中島氏)とのこと。もちろん、Step 1で必要な「リアルタイムに正確なデータを把握」するための機能も、ほかのツール以上に万全の状態で整えられている。
ツール選定で見落としたくないのが「使い勝手の良さ」
このように、WebAntennaはStep 1、Step 2を実現するための要件を満たしているわけだが、私の経験則から言って、この手の日々使うツールでは「使い勝手の良さ」も導入前に確認しておきたい。機能が豊富でも使い方が分かりにくかったり、操作に時間がかかるようでは宝の持ち腐れどころか、足を引っ張ることにもなりかねないからだ。
その点、WebAntennaに関しては心配はない。WebAntennaが選ばれて導入された理由には前述の間接効果の測定機能などもあるのだが、大きな理由の1つは、ユーザビリティが優れている点だ。Webサイトのユーザビリティにかかわるコンサルティングでは、業界随一と定評がある会社がつくったツールだけに、使い勝手に関しての評価も高い。
「使いやすさも徹底的に考慮して設計しています。WebAntennaの導入前に他社のツールを使っていたお客様の数の方が、ツールをまったく使っていなかったお客様の数よりも7:3で多いのですが、使い勝手への不満はほとんど聞きません」(中島氏)
WebAntennaはネットにそれほど慣れていない担当者でも、直感的に使いやすく毎日使ってもストレスを感じないユーザーインターフェイスを実現していると評判だ。WebAntennaの紹介ページでは実際の画面を紹介してくれる簡易Webデモもあるので、気になる方はご確認いただきたい。
そしてもう1つ、ただ画面操作がしやすいだけではなく、「広告運用のワークフローや、Web担当者を取り巻く環境などを研究して、先まで見据えた広い意味での“使い勝手の良いツール”に仕上がっています」(中島氏)という点も見逃せない。広告代理店を管理する機能などWebAntennaの導入後の利点については、次回の記事で詳しく触れていきたい。
広告効果を改善して行く過程に近道はないが、正しいプロセスで改善を続けていくことで広告効果を高めることは可能だ。広告代理店をリードできるようになるためにも、現状を把握するためのツールを忘れずに用意しておくこと。これだけは忘れずにいておいてもらいたい。
【参考情報】
Webサイトのユーザビリティコンサルティングで培った経験を活かし“使い勝手の良さ”をを実現。2~3クリックですべてのデータが確認できる、広告効果測定システム『WebAntenna』に興味のある方は、ビービット社のサイトをご確認ください。