キデイランド原宿店は1950年(昭和25年)11月に開店し、原宿・表参道のランドマークとして、日本人だけでなく、海外の旅行者からも人気を集めていた。 しかし、現在の店舗は1966年に完成したものであることから、店舗の建替えを決定。現店舗での営業は8月末日をもって終了し、解体・新築工事を行い、2012年夏に新規開店する予定となっている。
建替えにあたっては、キデイランドが三菱商事に土地を売却後、三菱商事が新しい建物を同地に建て、そこに一棟借りでキデイランドがテナント入居する。建替え期間中の仮営業店舗に関しては現在検討中としている。
キデイランド原宿店は、1946年(昭和21年)7月に、埼玉県秩父にて創業者である橋立孝一郎氏が立ち上げた読書クラブ橋立書店を前身とし、1950年(昭和25年)に橋立氏が幼少時代を過ごした原宿に戻り、現在の表参道の地に店舗(橋立書店)を構えたのが始まり。
終戦直後であった当時、日本は占領軍の統治下にあり、店舗周辺は占領軍将校たちの居住区域となっていたことから、洋書や外国人向けの雑貨のほか、日本の玩具がメイン商材となっていた。「キディランド(子どもの国)」という名称は、1955年(昭和30年)くらいから使用されていたという。キディランドはその発祥から、外国人顧客とのつながりの深い店だったといえる。
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