「食」のトータルサイト「ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなびは、事務用品を中心とする通信販売会社のアスクル株式会社と連携し、ぐるなびの加盟飲食店に向けた、新サービスを4月下旬より展開すると4月17日に発表した。
新サービスは、ぐるなびの子会社である株式会社ぐるなびプロモーションコミュニテが、アスクル株式会社のエージェント(販売代理店)となり、ぐるなびに加盟する約4万店の飲食店に、アスクルの飲食店向け専門ショップ「飲食業務用品ショップ」などの飲食店向け消耗品・必需商品を紹介する。この連携によって、ぐるなびは飲食店へのサポート事業を強化することになり、より利便性の高いサービスを提供していく。
「明日来る」から「アスクル」というサービスの名称通り、注文から納品までのスピーディーな販売がアスクルの売り。売上げも2000年度には752億円だったが、2006年は1,616億円にまで増加している。だがすでに多くの企業が事務用品の購入手段としてアスクルを利用しており、大幅な新規顧客獲得はなかなか困難だ。そのような中でぐるなびとの連携は、事業の成長を鈍化させないためにも、飲食店向け専門ショップ「飲食業務用品ショップ」の販売拡充が狙いだとみられる。
プレスリリース:「ぐるなびとアスクルが連携し飲食店向けに新しいサービスを展開します」(PDF)