日経BPコンサルティングは、日本最大規模のブランド評価調査プロジェクト「ブランド・ジャパン2007」の結果をまとめ、4月20日に発表した。
一般の消費者とビジネスパーソンへのアンケート調査から延べ1,500ブランドを並列に評価した「ブランド・ジャパン2007」は今回で7回目。調査には「BtoC編」と「BtoB編」の2つがあり、両方で1位となったトヨタ自動車が、はじめてブランド総合力首位を獲得している。
そのトヨタにBtoC編で迫ったのが、なんとGoogle。前回15位だったGoogleは、82.7ポイントのトヨタ自動車に続いて、82.4ポイントという僅差で2位となった。トップ5は、3位「パナソニック」、4位「キヤノン」、5位「ソニー」という顔ぶれ。Googleは、ブランド力を構成する4因子のうち、これまでも評価の高かった「イノベーティブ(革新性)」のさらなる強化と、「他にはない魅力」や「際立った個性」といったブランドの差別性を示す「アウトスタンディング(卓越性)」のポイントが大幅に伸びた結果の大躍進。吉田健一日経BPコンサルティング ブランド・ジャパン プロジェクト・リーダーは、「Googleが、ブランドとしての“本物感”を持ち始めた」と高く評価している。一方、Yahoo!は72.6ポイントで前回の6位から28位と大幅に順位を落としている。
プレスリリース:「日経BPコンサルティング調べ――「ブランド・ジャパン2007」の結果を本日リリース――Google,任天堂,サントリーなどが上位へBtoB編で4年連続首位のトヨタ自動車はBtoCでも初首位」