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カリスマ店長・関口むつみのこれならわかる!集客の鉄則

小さなネットショップのための○秘マーケティング術

 まずはアクセス解析をしっかりやることです。どんなキーワードでご来店いただいているかを月単位で動向をチェック。お客様の趣向や興味は、季節や月単位で移り変わります。もしかしてずっと同じキーワードで入札していませんか? リスティング広告をはじめるときに主要キーワードをチェックすると思いますが、その月に主要だったキーワードが、半年後にも主要キーワードとはかぎりません。人気商品が移り変わるのと同じです。小さいお店は小回りが利きますので、先手必勝で検索エンジンから上手に集客しましょう。

 また、コンバージョンしやすいキーワードに絞るのは当然ですが、絞った中からさらにフィルターをかけます。コンバージョンするからといってショップで販売する全ての商品のキーワードを入札せずに、「この商品だけは絶対に売りたい!」というメインの商材一点集中で検索エンジンから集客したり、他社広告があまり出ていないキーワードに力を入れるなど、広く浅くではなく、狭く深く対策を打って、新規顧客を獲得してみてはいかがでしょうか。正面衝突では大手企業には勝ち目はありません。

小さなネットショップの「SEO・SEM」ポイント

 小さなお店の店長は、店舗経営を小人数で行っているので、とても忙しいと思いますが、最低でも月単位でアクセス解析を行い、「個々の商品詳細ページが、その商品が売れるであろうキーワードで上位表示できているか」をチェックし、全くダメなページはチューニングをしましょう。

 もちろん、そのページにはその商品が売れるであろう文言が含まれていなければ、検索エンジンにヒットしないので、よく確認しなければなりません。その商品を購入してくださったお客様の動向を分析してみると、思いもよらぬ売れるキーワードが見つかったりします。

 自分で想像していたキーワードが売れるキーワードとはかぎりません。購入してくださったお客様が使用したキーワードが、その商品の主要キーワードです。これは顧客対応からサイト管理までを小人数でこなす小さなお店だからこそできるSEO対策です。各部署で作業をこなしている企業では気が付かない、自店舗の売れるキーワードを発掘しましょう。

 次にポインその2「アフィリエイト広告の活用」を見てみましょう。

アフィリエイト広告の活用‐‐生き残るためのポイントその2

 アフィリエイト広告は、広告素材をweb上やメルマガなどに貼ってもらって初めて仕事をします。広告素材を貼ってもらうには、まずはアフィリエイターにその存在を知ってもらうこと、提携してもらうことから始まります。提携してもらえれば、もしもすぐに稼動してもらえなくても、情報を発信したりキャンペーンなどを行うことで稼動率を上げることが可能になってきます。

 しかし、こちらも競合他社がたくさんいるので、アフィリエイターに興味を持ってもらうのは一筋縄にはいきません。何もしなければ競合他社の中に埋もれてしまい、広告費用を支払うまでいかず、固定費だけがかさんでしまいます。小さなネットショップは、名前で指名される商品や大手企業広告主の中にどんどん埋もれていってしまいます。

 しかし、小さなお店でも努力次第で提携サイトを増やしたり稼働率を上げることが可能です。たくさんある広告素材の中から、自分のお店の広告をアフィリエイターに見つけてもらうためには、目立たなければなりません。目立つためには、アフィリエイターに興味を持ってもらうためのキャンペーンを用意します。

 自分で何をしていいのか全く思い付かない場合は、APS(アフィリエイトサービスプロバイダー)の営業担当の力を貸していただきましょう。「うちの営業担当は何もしてくれない…」と指をくわえているのではなく、自分から積極的に「提携数を増やしたいので協力してください!」と、お願いしてみましょう。ASPの中には提携数を増やすための有料広告もあるので、予算に見合うようであれば、そのような広告を活用するのも有効です。ASPはたくさん存在しますが、下記にその一部のサイトをご紹介しておきます。

アメリカ生まれのASPサイトの草分け的な存在

アフィリエイトプログラムが豊富。当店も利用してます

連携企業の多さと、審査の通りやすさが魅力

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顧客対応の改善‐‐生き残るためのポイントその3

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この記事の著者

関口 むつみ(セキグチ ムツミ)

1974年東京うまれ。化粧品販売、2トントラックのルートドライバーなどの職を 経たあと、LAN設置工事や社内サーバ管理など行う。 2003年に知人のネットショップ構築を支援したことがきっかけで、インターネット通販に興味を持つ。2004年7月、開店資金5万円で、ブログを利用したネットショップ「和食器益子焼販売 楽raku」を...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/05/02 08:00 https://markezine.jp/article/detail/1116

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