12月の第2日曜日は「ボーナスサンデー」といわれ、インターネット、リアルを問わず、小売業のピークを迎える時期にあたる。この日に合わせてポイントキャンペーンなどを実施したこともあり、「Yahoo!ショッピング」単体で前年同期比140%以上の売り上げを記録。「Yahoo!オークション」と合わせると約51億円に達し、過去最高の取扱高を記録した。
今回の好調な売上は、モバイルからの購入が爆発的に伸びたことも追い風となっており、取扱高は前年比600%以上に拡大。「Yahoo!ショッピング」全体としては客単価は前年割れしたが、注文数と購入者数が増加し、取扱高は前年比約120%となった。
売れ筋商品としては、ワケあり、業務用商品のまとめ買い、低価格ファッションなど、“節約”をテーマとした商品が数多く売れたほか、水や洗剤、キッチン製品(ルクエ・スチームケース、タジン鍋など)などの家庭で利用する商品の売上が好調だった。
一方、「Yahoo!オークション」でも客単価は下落傾向にあるが、出品無料キャンペーンや
バーゲンセールなどで集客。自動車車体の出品無料化を行った期間では、通常の6倍以上の出品があった。また、女性アクセサリーの取引も活発化している。
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