ソフトバンクモバイルの携帯電話の位置情報による周辺情報配信サービス「ふらっと案内」が、広島県で来年1月から運用開始となる多言語観光ナビゲーションシステムに採用されることが決定した。このシステムでは、「ふらっと案内」を通じて、準天頂衛星初号機「みちびき」(測位衛星)の高精度な位置情報を活用する実証実験にも参画する。
「みちびき」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が今年9月に打ち上げた日本の位置測位衛星。「みちびき」を利用することによって、GPS測位の精度は飛躍的に向上し、従来は平均10数メートルだった誤差が1メートル前後になる。これによって、従来のGPSよりも正確な観光情報を配信することが可能となることから、観光客の行動パターンの分析を行い、新たな観光資源の発掘につなげたい考えだ。
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