アウンコンサルティングは、コムスコアのインターネット視聴率データをもとに、国内SNSサイトの状況をまとめた。日本におけるSNSカテゴリへの来訪者数を見ると、2009年12月時点で約2,960万人だったユニークユーザー数が、1年後の2010年12月には約3,340万人へ増加している。ユーザー数増加の要因としては、昨年注目を集めたツイッターのユーザー数増加があげられる。
SNS業界における新たなトレンドとして、特定の興味をもとにユーザーが集まる特化型のSNSの成長が顕著となっている。このうち最もユーザー数の増加率が大きかったのはジョギングやマラソンなどのエクササイズに特化したジョグノート(Jognote.com)で、同期間にユーザー数を約2.5倍まで伸ばしている。また、地域情報に特化したロココム(Lococom.jp)、ビジネスマッチングに特化したリンクトイン(Linkedin.com)、声で遊ぶコミュニティサイトのこえ部(Koebu.com)などもユーザーを増やしている。
検索エンジン業界ではFacebook上で共有されたリンクが検索エンジンの順位に影響を与えることを昨年度末にGoogleが認めるなど、SNSサイトがインターネットの世界においてその影響力を強めている。
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