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次世代の広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」活用事例(AD)

流入経路を考慮しない離脱率分析は無意味!?~ FXのマネーパートナーズのネット広告運用事例

CPA100万円以上の広告を間接効果で評価

 ウェブアンテナ導入後、申し込みフォームの改善以外で注力した分析の1つは、広告の成果への間接的な貢献(間接効果)の評価だ。

 FXがブームだったころから、同社では認知拡大の必要性を感じて純広告を展開。しかし金融関連のサービスでは、口座情報の登録が必要なこともあって、100万円の広告予算を投じても会員が1人も増えないという事態が頻繁に起こり得る。会員獲得の成果が芳しくなく、認知拡大の効果も評価しづらかったため、ブーム終了後には純広告の継続は困難だと感じるようになっていった。

 そんな状況も、間接効果を数字で把握できるようになったことで打開できた。申し込み件数だけでなく、申し込みにつながった広告からの流入(=アシスト)も評価に入れることで、認知面での効果を評価項目として加味できるようになったのだ。

 また、アシスト数を計測することの意義はそれだけではない。より精度の高い分析をする上でも役立っている。

 「100万円で申し込みが1件あったとしても、統計的には有意とは言えません。そこでも申し込み数だけではなくアシスト数まで対象を広げるようにすれば、有意な判断をできるようになるのではないでしょうか」(山本氏)

分析は高度になっても、以前よりPDCAは迅速化

 経路別にフォーム離脱率を見て、間接効果まで評価する。効果計測に膨大な時間が掛かってしまうように思われるがPDCAは以前より早く回せるようになった。

 その理由の1つがウェブアンテナの使い勝手の良さ。「何の説明無しでも部員には使い方が分かりました。ほかのツールは難しくて、『これ何の項目だろう』という声もありましたから」と山本氏。わざわざデータ集計しなくとも直感的に概要を把握できるため、手間が省けているという。

 また、ウェブアンテナは、忙しい上長でも毎日チェックできるくらい分かりやすいという。従来の自社ツールでは上長には分かりづらく、資料に一度まとめてから報告するのが当たり前。それがツールのまま見せられるようになったので、その意味でも手間が省けるようにもなった。

 この結果、山本氏の部署ではPDCA体制に変化が生じたという。PDCAサイクルが回りだしたのだ。

 「以前は四半期に1度、広告予算を取りにいくためだけにPDCAのサイクルを回していました。しかし、ウェブアンテナの導入後は月に1度、社内で前月の広告成果について検討するためにPDCAを回すようになりました」

 そのほか、PDCAサイクルの運用を支える、サポート体制も次のように評する。

 「質問するとすぐに答えが来ます。熟知されている方に対応していただけるので待たされることがないのはすばらしい」

 ウェブアンテナはその機能性はもちろん、総合的な評価の面から見ても、マネーパートナーズにとって手放せないツールとなっているようだ。

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この記事の著者

中嶋 嘉祐(ナカジマ ヨシヒロ)

ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラム、MONOist転職の編集業務などを手掛けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2011/03/23 16:19 https://markezine.jp/article/detail/13519

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