テクノロジーと科学と文化を独自の観点で切り取ってきた米国の雑誌「WIRED」は、日本でも1994年から1998年にかけて出版され、その紙面デザインとともに話題を集めた。コンデナスト・ジャパンが出版する雑誌「GQ」のサイト「GQ JAPAN」では、新たに日本語版「WIRED」が出版されるとの告知が掲載された。
「あなたが選ぶ WIRED大学 新・教養学部必読書50」と題されたページには、編集長の長崎義紹氏の「岐路に立つ現代日本。こんな時代、だからこそ人と社会とテクノロジーの新たな関係性を築くための指標となるべく、『WIRED』の日本版を刊行します。」という言葉がかかげられている。
同ページでは、第1号の出版に向けて、「WIRED」を形作ってきた本100冊をリストアップし、開かれた雑誌づくりを目指すため「未来に携えていくべき本」という観点から投票を呼びかけている。投票結果などをもとに、6月10日に刊行される『WIRED』第1号の特集企画「WIRED大学 新・教養学部 必読図書50」を決定し、人気ランキングなども誌面で公表する。
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