ソーシャルメディアではファンページ立ち上げ、そして広告購入の流れ
―ソーシャルメディアへの注目度が今年も高まっています。米国ではソーシャルメディアに対する投資が加速しているようですが、その実態は。
ソーシャルメディアと一言で言っても、聞く人によって異なります。大別しますと、次の3つに分けられます。
- お客様とのコミュニケーションツール
- ブランドをプロモートする
- 売上を上げる
このことを前提として見た時、当社のお客様はかなり大きな投資をされ始めています。広告出稿の事例としては、たとえばFacebookやLinkedInの広告スペースを購入する、というものがあります。
一方、Facebookなどのソーシャルメディアにページを設けるという動きもあります。ただし、これは通常の広告投資とは違った観点からの投資と言えます。
ページにいろいろな書き込みをしながらコミュニティーを構築していくものであり、少し時間をかけて作り上げていかなければならないものです。通常の広告のように金額を投じて購入できるものではない点がソーシャルメディアならではの事例と言えます。
実際に、当社のお客様の行動を見る限りでは、まずFacebookなどに広告を購入する前に、ページを作ってそこにコミュニティーを作ることから始めているようです。
このように、まずはページを立ち上げることに注力し、その次に広告(メディア)を購入するという流れが一般的です。いずれにせよROIを正確に計測することが必要になってきますので、トラッキングへの重要度が増している状況です。
ソーシャルメディアのトラッキングを行うための製品は今まで存在しませんでした。今回、我々が発表した「Adobe SocialAnalytics」はまさにこの課題を克服する唯一の製品と言えます。
Adobe SocialAnalyticsでビジネスへの効果測定可能に
―Adobe SocialAnalyticsの最大の特徴とは。
Adobe SocialAnalyticsは、ソーシャルメディアの効果を計測・可視化したいと考えているマーケターにとって、非常に強力な製品だと断言できます。
SocialAnalyticsを活用すれば、いわゆるソーシャルメディアのビジネスへの影響度を測定することができます。この一年間、お客様と対話する際、ソーシャルメディアは最もホットトピックでした。
ソーシャルメディアに非常に興味はあるが、何をしたらよいのか、そこでどう測定を実現するのか。こうしたお客様からの要望に解を与えるツールをAdobe SocialAlanyticsで提供できることは、業界にとって非常に画期的な出来事です。