デジタルシニア層の6割がネットショッピング
DENTSUデジタルシニア・ラボは、2月中旬、昨年に引き続き、「デジタルシニア層」と「非デジタルシニア層」を対象に調査を行った。調査対象は、東京都23区内在住の60~74才までの生活者600人。「デジタルシニア層」は、 普段ネットをメールを除いて1日30分以上利用している人、「非デジタルシニア層」は、ネットの利用は一切行わない人。
パソコンでインターネットを使って何を行っているかをたずねたところ、デジタルシニア層で最も多かったのは「ネットショッピングで商品・サービスを購入する」(59.7%)で、「チケット予約」や「ネットオークション」も上位にあがっている。
同ラボの過去の調査によると、デジタルシニア層がネットで購入している物品としては、「地方の特産品」「昔読んだ本」「孫へのプレゼント」「化粧品」「サプリメント」などがあがっている。
資金力豊富なシニア層に、価格コンシャスな一面も
デジタルシニア層がネットショッピングで重視している点については、「店頭で買うより同じ商品が安く買える事」が1位となった。資金力が高いとも言われるシニア層だが、実際には非常に価格コンシャスな面を持つことが明らかになった。
一方、非デジタルシニア層に、ネットを使っていないことで感じる不便な点などをたずねると、「何かに応募したいときに応募方法がインターネットとなっていたため断念した」という項目がトップとなり、「インターネットを使えればもっと安く商品を買えると思うことがある」が続いている。
また、非デジタルシニア層がインターネットを使える環境にあったら利用したいサービスとしては、「電車の切符が購入できるサービス」「昔のテレビ番組が見られるサービス」「旅行の手配ができるサービス」などの項目が上位にあがっている。
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