「サンシャイン牧場」開発・運営のRekoo Japan
最大500万円の入社支度金でプロデューサーを募集
毎日、数百本のソーシャルアプリがリリースされる昨今。そのほとんどが、ユーザーの目に止まることなく消えていく中で、誰もが名を知る「サンシャイン牧場」は別格の存在だ。現在、日本語版は利用者数が560万人を超え、今年春にはスマートフォン版がリリースされた。
開発元であるRekoo Japan株式会社は、KDDI社と共同でのアプリ開発にも取り組み、現在mixi、グリー、モバゲータウンなどさまざまなプラットフォームで多くのアプリを展開している。
そんな破竹の勢いで成長途上にある同社では、現在、プロデューサー職とディレクター職を大々的に募集している。とくにプロデューサー職には、高額な支度金が用意されており、多くの関係者の注目を集めた。なぜこの時期に、ここまでの熱意をもって人材を集めようとしているのか。自らプロデューサーとして活躍しながら、採用も担当する谷昌宏氏に話をうかがった。
現在、Rekoo Japanが提供しているソーシャルゲームのタイトルは8つ。決して多くはない。数で勝負しない戦略の意図は、どこにあるのか。
「現在、ソーシャルゲーム人気の上昇とともに新規参入が相次ぎ、多くの開発会社がユーザー獲得に向けてしのぎを削っている状況です。しかし、なかなか入り口を見つけてもらえず、気づかれることなく消えていくゲームも少なくない。幸い、『サンシャイン牧場』は数多くのユーザーを獲得しています。既存ユーザーにもっとゲームに親しんでもらうと同時に、『サンシャイン牧場』を軸として、他のゲームへの流入や連携を図ろうとしています」
プラットフォームはソーシャルメディア。市場は世界である。Rekoo Japanの母体が、もともと中国のRekoo Mediaにあることから、対応する言語の選択肢として、中国語やロシア語も視野に入ってくる。日本市場に限っても、まだまだスマートフォンユーザーへの訴求は十分ではないという。
前例がなく、ライバルも多いソーシャルアプリ業界において、他社にはないRekoo Japanの強みとは何か。谷氏は「日本ならではの“おもてなし”の精神と、勢いある中国の“機動力”」と語る。
「デザインやプログラミングなど制作工程は中国で行っています。そこでの機動力、スピードは目を見張るものありますね。ディレクターが現地で指示を出すので、タイムロスもありません。一方で、マーケターやプロデューサーには、ユーザー感覚が不可欠です。日本のソーシャルゲームの世界は、やはり独特ですから。ヘビーユーザーであると同時に、普通の日本人の感覚もあわせ持つ必要があると思っています」(続きはキャリアジンでご覧ください)