電話ならメールよりも確実に伝わり顧客満足度アップ
さらに眞神氏に、「BIZTEL ウェブ電話」が企業のビジネスにもたらすメリットを伺ってみよう。
「実際にWebショッピングなどを経験すると、細かい情報や質問事項などは、やはりメールでは足りないことがしばしばです。そもそもメールは書くのが大変だし、送って返事を待って…の繰り返しは、お客様にも大きなストレスになります。その点、電話というのはもっとも古くからあって、しかもいちばん話が早い。これをWeb販売に使わない手はありません」
「また企業は、『Webさえ立ち上げれば、電話はなくてもモノは売れる』という錯覚をしがちです。しかし、上でも言ったように、Webを見たお客様は「もっと詳しく聞きたい。今すぐ聞きたい」と実は思っているのです。その受け皿を電話で作っておくのは非常に有効です」
さらに眞神氏は次のような業種が、よりウェブ電話を効果的に活用できると説明する。「例えば不動産とか中古車などは、詳細な質疑応答やかけひきを経て『それじゃ買いましょう』となるものです。そういう微妙な交渉は、とてもメールではできません。それだけに、こうした業種の担当者は、お客様の確実な電話番号を知ることに大きな労力を割いています。それが『BIZTEL ウェブ電話』ならば、お客様が画面上の入力ボックスに自分で電話番号を入れてくれるのですから、この部分の負荷がぐんと減ることになり、ダイレクトに商談に入ることができます」
また、いままでWebサイト上でお客様の情報をもらおうとすると、氏名、住所から職業まで記入項目のやたらに多いフォームを用意してしまいがちだった。しかし最近のユーザーは、これだと面倒がって途中でやめてしまい、かえって見込み客を逃がしかねない。その点でも、電話番号さえ入れればすむという方式は有利だと言えるだろう。この他、ウェブ電話のメリットを導入企業とユーザ側に分けてまとめたので参考にしてほしい。

担当者がどこにいても確実につながり、いつでもハイレベルな電話対応が実現
他にも「BIZTEL ウェブ電話」には、企業のビジネスを効率化する使い方がいくつかある。例えば「分散型コールセンター」の構築だ。従来のコールセンターは一箇所にオペレータを集めて問い合わせ電話に応対する、いわば“労働集約型”の業務だった。しかし「BIZTEL ウェブ電話」ならば、例えば製品やサービスごとに、それに詳しい担当者のいる支店に問い合わせを振り分けることが可能だ。例えば10種類の商品があったら、その商品ごとに違う10人の担当者の電話番号をバナーボタン別に貼り付けることができる。このため10人がまったく違う営業所に勤務していても、もっともその製品に詳しい人間のところに電話をつなげることができるのだ。
今はコールセンター業務もアウトソーシングする傾向が強いが、外注のオペレータでは必ずしも深いレベルの話に対応しきれない。また、値引きなどの営業的な会話もできない。その点で、もっとも詳しい適任者がいつでも電話口に出られる「BIZTEL ウェブ電話」は、営業力強化ツールとしても大いに期待できるのではないか。電話の取り次ぎという日常的にしてもっとも非効率な作業がなくなり、オフィスの工数削減にも貢献できる。
現在は、アフィリエイト広告の会社が自社のサイトへ応用しようと、カスタマイズの相談を持ちかけてくるなど、ユーザーの幅の拡がりにともなって新しい活用アイディアが生まれてきているという。
「こうしたアイディアを受けて、この7月から新しいサービスとして『フォンバナー』というサービスをリリースしています。これは当社およびM2Xとアフィリエイトプロバイダである株式会社メンバーズとの協業から生まれた新しいソリューションの第一号です。今後もこうした異分野、異業種の勢力を巻き込みながら、「BIZTEL ウェブ電話」のいっそうの普及に全力を挙げていきたいと考えています」(岡田氏)。
通信インフラとしてはあまり新味のないものと思いがちな電話を、Webとの融合によって新しいビジネスサポートソリューションとして生まれ変わらせた「BIZTEL ウェブ電話」の、今後の可能性に大いに注目していきたい。
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