SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

Webと電話の長所を融合させて「もっと知りたい、聞きたい」顧客のニーズをつかむ


Webの情報提供力と電話のダイレクトなコミュニケーション、双方の長所を採り入れたインターネット・フリーダイヤルサービス「BIZTEL ウェブ電話」(株式会社リンク)が、新しいWebマーケティングのツールとして注目を集めている。はたしてどのようなサービスなのだろうか。

Webの情報力と電話のコミュニケーション力を融合させた新しいマーケティングツール

BIZTEL ウェブ電話」は、株式会社リンクがVolPのソリューションカンパニーであるM2X株式会社と共同で以前から手がけてきたIPビジネスフォン「BIZTEL」を発展させたサービスである。例えば製品紹介のWebページを見て詳細を知りたくなった顧客が、画面上のボタンをクリックすると、そのままコールセンターとIP電話で通話ができる。先方から電話を欲しい場合は、自分の電話番号を入力してクリックすればOKだ。従来のWebサービスになかったものだが、その誕生のいきさつを、同社取締役社長の岡田元治氏に聞いた。

「Webや電話を企業の側からのマーケティングツールとして見てみた場合、ビジネスフォンとWebサイトとでは担当部署も違い、なかなかひとつのメディアやツールとして機能させにくい。しかし実際に新しいマーケットニーズを創りだすには、この両者のテクノロジーが融合する必要があるのではないか。そう考えたのです」(岡田氏)。

 社内には「BIZTEL」で蓄積したIPビジネスフォンの技術がすでにある。あとは構想を実現できるソリューションのモデルがあればOKだ。そこでさっそく国内外のサービスを入念に調べ上げ、ヒントになりそうな事例を発掘しながら、「BIZTEL」をベースにWebから問い合わせ発信のできる機能を開発、2007年1月に「BIZTEL ウェブ電話」としてサービスを開始したのである。

「電話でもっと詳しく聞きたい」と思ったら、ボタンをクリックするだけ

BIZTEL ウェブ電話」の機能としては、大きく2つの通話方法が挙げられる。「コールバック機能」と「ダイレクトコール機能」である。

Webからクリックするだけで簡単に通話が可能(画面をクリックすると拡大します)

コールバック機能

 例えばパソコン販売サイトで、掲載されているPCの詳細を聞きたい場合、画面上に貼られた「BIZTEL ウェブ電話」のバナーボタンを押して、あらわれた入力ボックスに自分の電話番号を入れるだけでOKだ。これですぐに担当者から電話がかかってくる。特定の日時にかけて欲しい場合は、コールバック日時を指定することも可能だ。

ダイレクトコール機能

 今すぐ話したいとき、画面上の通話ボタンを押すと、そのまま担当者に電話がかけられる。会話はスカイプのようにソフトフォンを使用するIP電話と全く同じで、ヘッドセットなどを使って行う(PCのマイクでも通話可能)。事業者側が「BIZTEL」端末を使用していれば、ユーザーはもちろん企業の側にも通話料は発生しない。サービス自体の利用料金も、初期費用52,500円、月間利用料21,000円(ともに税込)と、企業向け通信サービスとしてはかなり安く抑えられている。

「導入も異例の簡単さが自慢です。申し込みから開通まで、わずか5営業日しかかかりません。その後はお客様側でWebページを作っていただくのですが、これも、バナーボタンを貼っていただくなど、ふつうのページ更新と同じHTML作業です」と、同社取締役 営業部長の眞神克二氏は語る。

くわしい製品情報はこちらから! お問合せはこちらから!

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
電話ならメールよりも確実に伝わり顧客満足度アップ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)

IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/07/19 10:31 https://markezine.jp/article/detail/1400

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング