電通とジュピターテレコム(J:COM)は、テレビのタイムシフト視聴やプレースシフト視聴が広がるなか、視聴者の嗜好に応じてテレビCMを届けてる「CMオンデマンド」プロジェクトを展開している。今回両社は、J:COMのVOD(ビデオ オン デマンド)サービス「J:COM オン デマンド」上で、新広告モデル「CM割」のトライアルサービスを9月から3か月にわたって実施する。
「CM割」は、番組視聴前に、あらかじめ用意されたCMの中から見たいCMを1つ選んで視聴することにより、番組視聴料金が105円引きになるサービス。第一弾として、TBSが過去に放送した、「JIN-仁-」、韓国ドラマ「IRIS-アイリス-」、アニメ「 けいおん!」など16タイトルで「CM割」を開始する。
「CM割」で提供されるCMは、視聴者がじっくり選択して視聴できるCMで60~180秒の長尺タイプ。広告費用は視聴実績に応じての請求になる。また、視聴者に性別・年代、CMについての簡単なアンケートを実施できるため、「どんな人がどれくらい視聴したのか」「CMは良かったのか」を知ることができる
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