SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

デジタルマーケティング活用の最新事例レポート

中高年をターゲットにしたソーシャルメディアマーケティング「はじめての最先端医療 THUNDERBIRDS Lab.」(前編)

オフィシャルサイト、YouTube、Facebook、Twitterを活用した仕掛け

オフィシャルサイト

 まず、オフィシャルサイトには抗体医薬のレッスン、学科&実技テスト、隊員ID・アバター作成機能を盛り込み、ユーザーが抗体医薬について楽しく学べる場を提供しました。

 このオフィシャルサイトを核に、サイト誘導への導線や情報拡散のプラットフォームとして各ソーシャルメディアを連携させました。

 また、オフィシャルサイト自体に、ソーシャルIDでのログイン機能を設けました。TwitterやFacebookでログインすると、ユーザーのプロフィール画像がコンテンツ内に登場します。この機能により、友人・知人でコンテンツに参加している人も分かるようになっています。ユーザーの関与度を高めることを狙った仕組みです。

YouTube

 オフィシャルサイトへの誘導を図る目的で、YouTube内にブランドチャンネルを開設し、サンダーバード映画トレーラー風の予告動画や、ミニCMなどの動画コンテンツを展開しました。

Facebook

 オフィシャルサイトへの誘導、およびサンダーバードに対するエンゲージメント構築 → 再来訪の目的でFacebookページを開設し、サンダーバードのなつかしの映像・写真、および投票によるインタラクティブコミュニケーションを展開しました。

Twitter

 プロジェクト関連情報の拡散とサンダーバードの話題化、それによるオフィシャルサイトへの誘導を目的に、Twitterアカウントを開設しました。ツイートするのは、サンダーバードファンのマドンナ的存在「ペネロープ」です。コンテンツへのエンゲージメント向上も狙っています。

 ここで、「中高年をターゲットにしているのに、なぜソーシャルメディア?」と思われた方もいるでしょう。

 今回、中高年をターゲットにしながらも、あえてソーシャルメディアを活用した大きな理由は、「抗体医薬」という新しく、かつ特定の専門分野に関心を持ってくれるのは、“新しいものを積極的に取り入れ、知的好奇心の旺盛な層である”という想いがあったからです。

 彼らならば、ソーシャルメディアという比較的新たなチャネルにおいても、自身のアカウントを持ち、コミュニケーションを図っているに違いない、と考えました。

 実際に、中高年のソーシャルメディアの利用経験率は、経年で増加しており、40代男性の約半数、50代男性の約4分の1がソーシャルメディアを活用していることも分かっています(出典:メディア環境研究所「メディア定点調査2010」:PDF)。

 それでは次回、実際に、このプロジェクトがどのような効果をもたらしたのか、詳しくご紹介したいと思います。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
デジタルマーケティング活用の最新事例レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

鳥潟 幸志(ビルコム株式会社)(トリガタ コウジ (ビルコムカブシキガイシャ))

ビルコム株式会社 取締役兼COO。

1979年生まれ。
2003年 ビルコム株式会社創業メンバーとして参画。
2005年 ビルコム取締役兼COOに就任。以来、株式会社ユニクロ、協和発酵キリン株式会社、クラシエフーズ株式会社、株式会社BRIDGESTONE、Facebook, Inc.など国内外大手ク...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2011/08/24 11:00 https://markezine.jp/article/detail/14259

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング