オフィシャルサイト、YouTube、Facebook、Twitterを活用した仕掛け
オフィシャルサイト
まず、オフィシャルサイトには抗体医薬のレッスン、学科&実技テスト、隊員ID・アバター作成機能を盛り込み、ユーザーが抗体医薬について楽しく学べる場を提供しました。
このオフィシャルサイトを核に、サイト誘導への導線や情報拡散のプラットフォームとして各ソーシャルメディアを連携させました。
また、オフィシャルサイト自体に、ソーシャルIDでのログイン機能を設けました。TwitterやFacebookでログインすると、ユーザーのプロフィール画像がコンテンツ内に登場します。この機能により、友人・知人でコンテンツに参加している人も分かるようになっています。ユーザーの関与度を高めることを狙った仕組みです。

YouTube
オフィシャルサイトへの誘導を図る目的で、YouTube内にブランドチャンネルを開設し、サンダーバード映画トレーラー風の予告動画や、ミニCMなどの動画コンテンツを展開しました。

オフィシャルサイトへの誘導、およびサンダーバードに対するエンゲージメント構築 → 再来訪の目的でFacebookページを開設し、サンダーバードのなつかしの映像・写真、および投票によるインタラクティブコミュニケーションを展開しました。

プロジェクト関連情報の拡散とサンダーバードの話題化、それによるオフィシャルサイトへの誘導を目的に、Twitterアカウントを開設しました。ツイートするのは、サンダーバードファンのマドンナ的存在「ペネロープ」です。コンテンツへのエンゲージメント向上も狙っています。

ここで、「中高年をターゲットにしているのに、なぜソーシャルメディア?」と思われた方もいるでしょう。
今回、中高年をターゲットにしながらも、あえてソーシャルメディアを活用した大きな理由は、「抗体医薬」という新しく、かつ特定の専門分野に関心を持ってくれるのは、“新しいものを積極的に取り入れ、知的好奇心の旺盛な層である”という想いがあったからです。
彼らならば、ソーシャルメディアという比較的新たなチャネルにおいても、自身のアカウントを持ち、コミュニケーションを図っているに違いない、と考えました。
実際に、中高年のソーシャルメディアの利用経験率は、経年で増加しており、40代男性の約半数、50代男性の約4分の1がソーシャルメディアを活用していることも分かっています(出典:メディア環境研究所「メディア定点調査2010」:PDF)。

それでは次回、実際に、このプロジェクトがどのような効果をもたらしたのか、詳しくご紹介したいと思います。