リニューアル後の効果測定
上記3点を踏まえた上でWebサイトをリニューアルしますが、リニューアル後の課題も多くあります。
それは、選定したキーワード数が膨大であるため効果測定することが難しいという点です。全てのキーワードの順位測定、流入したキーワードとアクセス解析データの連携、競合他社サイトの状況など、これの項目について効果測定を行うことは困難です。キーワードの順位測定を行うだけでも多くの時間がかかってしまいます。
しかし、時間がかかるとはいえ効果測定をしなければ施策の善し悪しが分からず、次の施策につなげることができません。幸い検索結果順位を計測するツールは有料、無料を含め多々存在しています。
また、Google Analyticsなど無料で利用できるアクセス解析ツールも存在します。このようなツールを活用することで一部のデータ取得は可能です。しかし、実際に改善アクションに落とし込むために必要なデータは他にもあるため、各データを個々のツールで取得したとしても、それらを結合する作業に時間がかかってしまいます。
そこで、特にインハウス(社内)でSEOを実施する場合は、SaaS型インハウスSEOツール「MTL KEYWORDS」の活用が有効です。このツールはSEOにフォーカスしたツールで、これまで個々のツールでデータ取得し、それらを結合して分析・改善施策を導き出していた作業を自動化できます。
それによってデータ取得に対してかけている時間が軽減され、サイト担当者の業務効率化と分析の時間を割くことが可能です。結果、次期施策を考えるために多くの時間を使えることになります。
また、競合他社サイトの状況把握についてですが、キーワード単位での順位測定が一般的ですが「MTL KEYWORDS」ではキーワードをグルーピングし、そのキーワード群の順位測定を行った上でその順位に対してスコアを与え、競合他社サイトに対しても行ないます。
これにより測定キーワード群による検索結果において、自社及び競合他社サイトがユーザから見つけやすい状態なのかを数値化することができます。競合他社サイトとの差を明確にすることができ、リニューアル時点で行ったSEO施策の最適化が継続的に可能になります。
さらに「MTL KEYWORDS」では効果測定だけではなく、サイトに対するSEOの健康診断を行うことができる機能を備えています。これは対象となるサイト、特にページに対し検索エンジンが情報を読み取りやすい状況であるかを診断する機能となります。それにより、サイト全体の診断はもちろん所有しているサイト全体に対する診断を行うことができるため、企業サイト全体に対するガバナンスを効かせることが可能です。
リニューアル時点で行ったSEO施策が運用フェーズでも遵守されるようにSEOガイドラインを策定し、それに沿って運用を行う企業は多いですが限界もあり、得てして途中で守られなくなることもあります。そのため、このようなツールも活用し、システム的にガイドライン遵守ができる仕組みを導入することが重要です。
リニューアル時点で行ったSEO施策の効果測定だけでなく、その効果を維持していく事が重要です。そのためにもこのようなツールを活用することで最適化し続けることこそ、具体的な成果を生み出すために必要なことです。
