アニコム損害保険は、ペット保険の契約者に対して(被災地を除く)、8月中旬にインターネット上でアンケートを実施し、2869件の有効回答を得た。
「ペットのために防災対策をしているか」をたずねたところ、「防災対策をしている」と答えた人は、震災前の44.0%から、震災後には61.6%へ増加。東日本大震災を契機に、防災対策に関する意識に変化が見られ、「フードを多めに備蓄するようになった」「玄関に人間用と愛犬用の避難用品を一緒に置いている」「揺れた時に周囲のものがケージの上に落ちないようにした」などの回答が多く見られた。
また、18.7%の人が「ペットに精神的な変化があった」と回答しており、「テレビや携帯電話の緊急地震速報におびえる、吠える」「震災後、揺れや物音に敏感になった」「地震が来るとテーブルの下に隠れる、飼い主のそばから離れない」などの回答が、関東地方の回答者に多く見られた。
地震などの災害の際に準備しておけばよかったと思うものとしては、「飲み水・フード」が最も多く、「預かってくれる場所」「鑑札、迷子札」と続いた。これらの物については震災後に多くの人が対応しているが、「預かってくれる場所」を震災後に確保したと回答した人は5.8%にとどまっている。
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