モバイル利用の伸び、50代以上の会員が増加
モバイル利用が急伸
ポンパレにおける、ユーザーがチケットの閲覧や購入に利用するデバイスとしては、PCとモバイル(スマートフォン含む)が挙げられます。
サービス開始当初、利用デバイスとしてはPCがほとんどの割合を占めていましたが、現在ではモバイルの利用層も順調な伸びを示しています。こうしたモバイル利用者の増加に応じて、チケットの購入シーンにも変化が表れてきました。
モバイルからの購入は、PC以上にその日のチケット販売を開始する正午過ぎに購入が集中していました。また、モバイルであれば、平日・休日を問わずポンパレからのお知らせメールをチェックし、チケットを購入していただけるため、メール経由での購入はPCよりもモバイルからのほうが多くなっています。個々の生活リズムに合わせて、いつ何時でもチケットをチェックできるというデバイスの特性が、購入シーンの多様化につながっているのです。
このところ、チケット購入の頻度が増加しているのですが、これは、このようなデバイスの多様化によるモバイルからの購入の伸びと、これまでの連載でお伝えしてきた、ユーザーとのコミュニケーションや魅力あるディールづくり、チケットシェア機能の導入による情報伝播の仕組み作りなど、総合的な施策の結果であると考えています。
今後はさらにモバイルの機能やサービスを強化していくことで、ポンパレをユーザーにとって、より買い物がしやすいサイトへと進化させられると考えています。
50歳以上の会員が増加し、幅広い年齢層が支持
ポンパレではユーザーの属性にも明らかな変化が生まれています。
会員数そのものも大幅に増加しているのですが、会員の方々の年齢層も変化してきています。サービス開始当初は20代の女性を中心とした若年層がメインユーザーでしたが、現在では、サービスの認知度の向上や商材ジャンルの増加に伴い、年代や性別を問わず幅広い層がポンパレを利用しています。
例えば、以前販売した、全国チェーンの居酒屋の割引チケットを最も多く購入した層は50代の会員の方々でした。チェーン居酒屋のクーポンは、弊社運営のホットペッパーの利用者層に近い20・30代の若年層がメインターゲットになると考えていました。
しかし、ポンパレでは、幅広い属性のユーザーにディールを紹介できるため、他媒体では取り込みづらい50代という顧客を獲得することができるのです。このように、50代以上のM3、F3と呼ばれる層の会員が増加するなど、ポンパレでアプローチすることができるユーザー属性の幅が広がってきています。

