「アフィリエイト・プログラム」の醍醐味は、マーケティングパートナーのネットワーク構築
日本でもすっかり定着した感ある「アフィリエイト・プログラム」。規模&業種問わず、インターネット上で集客し、販売・資料請求・会員登録などをしている多くの企業が既に導入済ですが、圧倒的多数は「ただ導入しているだけ」。きちんと運用し、ノウハウを蓄積して、自社の「アフィリエイトネットワーク」と呼べるものを構築できている勝ち組企業はごく一部にすぎません。
この連載では、新たにアフィリエイト運用を任命されたWebマーケ担当者や、これから導入する企業、さらには「再度テコ入れしてアフィリエイト活性化図りたい」企業の担当者向けに、実践的なアフィリエイト運用ポイントをわかりやすくご紹介していきます。
“成果報酬型”ゆえ、つい放置してしまいがちな「アフィリエイト・プログラム」ですが、手間惜しまず誠意をもって育成していけば、必ずじわじわと売上増ににつながっていきます。数百・数千という個人&法人サイトが、自社のマーケティングパートナーとなって、自社の売上を支えてくれる強固なネットワークの構築、これがアフィリエイト運用の醍醐味です。
日本でも、その実力を評価される企業アフィリエイト担当者が登場しはじめていますが、まだまだ未開拓な領域です。試行錯誤しながら戦略的な運用でノウハウを積み重ね、「カリスマアフィリエイトマネージャー」を目指してみましょう。
アフィリエイトは単なる「成果報酬型広告」ではない
一般的な広告と対比して語られるアフィリエイトの特徴は「成果報酬型」という点です。掲載場所や期間、インプレッション(露出回数)であらかじめ広告費が決まっている通常の広告に対し、「売上金額の5%」「資料請求一件あたり1000円」など成果に連動した「成果報酬」を支払います。
ECサイト主導
報酬条件&金額(申込み一件あたりいくら支払うなど)などECサイトが決め、広く提携アフィリエイトサイトを募集する/目的に応じて「資料請求」「会員登録」「商品購入」など様々な成果ゴールを決めることができる。
成果報酬という課金体型
露出・クリック(集客)だけでなく、資料請求や商品購入など成果に応じた課金体型になっており、「広告費」というより「販売管理費」。集客コストをきちんと売上に連動させることが可能。
ネット上の幅広いサイトでプロモーション可能
大手広告媒体だけでなく、個人ブログや特定テーマで盛り上がっているコミュニティ、地域ポータル、趣味・ビジネス関連の特定専門情報サイトなど、ネット上の多様な場で見込顧客にアプローチできる。
アフィリエイトは「ネット広告の一形態」であると同時に、「インターネット上の販売代理店網」という側面も持っています。その本質を理解するためには、まず「実際にどんなアフィリエイトサイトがあるか」をチェックしてみるといいでしょう。