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初心者Webマーケター向けリスティング広告入門

Webマーケティングにリスティング広告を使おう【4】
PDCAサイクルを確実に回すための準備と取り組み

リスティング広告のPDCAサイクルをうまく回すためのCheck(検証)

 Plan導入後に運用を開始すると、仮説とは異なる動きをするケースは多々出てくるでしょう。それらを、当初の仮説通りに軌道修正するのがCheckの工程です。Planの精度が高ければ高いほど、このCheckでの作業量は少なくなる傾向にあります。

主なCheckの内容

  • 1日の予算の消化傾向
  • クリック単価の推移
  • 顧客獲得単価の推移
  • 顧客獲得数の推移
  • 配信先の確認
  • キーワードマッチの誇張の確認
  • 広告配信先の確認…… など

 Checkは、Plan同様に非常に重要なポジションです。なかでも、非常に重要であるトレンド分析の一部をご紹介します。

トレンド分析で原因を探る

 いつどこが悪くなったのか良くなったのか、明確な時期を見つけ出しその前後の内容をブレークダウンすることで、良い時と悪い時の傾向の差を明確に分析することが可能になります。

 トレンドをさまざまな視点から見ることで、多くの気づきを得ることができます。

1.日別トレンドで追う

 基本ではありますが、非常に重要なのが「日別トレンド」です。日別トレンドを追うことで、細かな変化に目が向くようになるでしょう。動きの激しい商材やサービスを取り扱っている場合などは、この日別トレンドに大きな変化が表れやすい傾向にあります。その要因は、自社だけでなく競合の動向にも影響される場合があります。

2.時間トレンドで追う

 1日を24時間に細分化し、どの時間に購買意欲が高まっているのかを見るのが「時間別トレンド」です。

 取り扱うサービスや商材などによって、成果が上がりやすい時間帯は異なる傾向があります。そのサービスのゴールデンタイムはいつなのか、ヒヤリングやアクセス解析を取り入れながら明確に把握し、場合によっては時間帯配信も考慮することでより効率のよい広告配信が可能になります。

 リスティング広告でのCheck、つまり、検証・分析はトレンドで追うことが基本です。

※大きな視点で見るには月別トレンドで見ることも重要です。

次のページ
リスティング広告のPDCAサイクルをうまく回すためのAction(改善)

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この記事の著者

阿部 圭司(アベ ケイジ)

アナグラム株式会社 代表取締役/フィードフォースグループ株式会社 取締役。大手アパレルメーカーを経て運用型広告の世界へ。リスティング広告やFacebook広告を筆頭とする運用型広告の領域が得意なマーケティング支援会社アナグラムを創業。その後、フィードフォースグループにグループジョイン後、現役職。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/02/28 08:00 https://markezine.jp/article/detail/15096

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