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「画像がすべて」のPinterest、マーケティング活用3つのポイント

Pinterestの基本的な使い方と気をつけたいポイント

 Pinterestではじめにしなければならないのは、Board(ボード)の作成です。ボードとは1枚の白紙のページで、これから画像を集めるためのキャンバスとなるものです。まずボードの名前とカテゴリーを決め、自分以外に編集できる人を追加したい場合は名前を入力して追加します(追加できるのは、少なくともひとつ以上のボードを自分がフォローしている人に限ります)。

 Pinterestの仕組みはTumblrのそれに近いのですが、特有の表現として「Pin」というものがあります。「Pin」とは、自分が作成したボードに画像を貼り付けること。Pinするには、上部メニューの「Add」ボタンをクリックし、「Add a Pin」画面で入力した任意のURLからオンライン上の画像を引っ張ってくる方法と、「Upload a Pin」でデスクトップ上の画像をアップロードする方法があるほか、“Pin It”ボタンをブックマークバーに追加しておくことで、外部サイトから自分のボードへ画像をPinする方法もあります。

 Pinterestのホームフィードは、Twitterと同様に自分がフォローしている人たちがPinやRepinした画像が並ぶようになっています。その中から、ひとつひとつの画像にマウスオーバーすると、「Repin」「Like」「Comment」のアイコンが現れます。「Repin」とはTwitterのリツイートと同義で、誰かがPinしたものを自分のボードに転用する際に使います。Repinする際にコメントを変更することができるので、どうしてその画像をRepinしたのか、簡単にメモ書きしてもよいでしょう。

 Pinされた各画像をクリックすると、1回目はその画像だけが拡大して表示され、2回目は画像の参照元のページへアクセスすることができます。そのため、Pinterestで単に好きな画像を集めるという使い方だけではなく、欲しいものをクリップしておく“欲しいものリスト”の代わりに使ったり、結婚式やパーティーといった場面で今後役立ちそうな“アイデアのネタ帳”として利用したりしているユーザーも多く見受けられます。

 ボードはいくつでも作ることができるので、自分の好きなように作成して構わないのですが、ひとつ気をつけたいのが、ボード単位でしっかりとテーマを絞っておくということ。Pinterestでは“人”単位だけでなく、“ボード”単位でもフォローすることができるため、「この人のこのボードは好きだけど、こっちは興味がないから外しておこう」といった使い方ができるのです。したがって、テーマを絞らずに「My Favorite」などの漠然としたボードだけを作成して、何でもかんでもまとめてPinしてしまうと、自分の興味がないものまでフィードに流れて来ることを嫌がられ、完全にフォローを外されてしまう可能性が高まってしまうので、注意が必要です。

PinterestとNAVERまとめは違うのです

 さらに男性がやりがちなのが、マーケティングデータやインフォグラフィックなど、自分のビジネスに関係あるものばかりをたくさんPinしたり、セクシーな女の子の画像を連続でPinしたりすることです。規約に引っかからない限り使い方は自由なので、そういった使い方をしても一向に構わないのですが、個人的にはそれは「NAVERまとめ」や「Evernote」ですればどうですか?と思ってしまうのが、正直なところ。

 TwitterとFacebookで好まれる使い方や空気感が異なるように、PinterestにはPinterest特有の世界観がありますので、そういった使い方をされる場合は、せめてフォローを外しやすいようにボードを分けておく配慮が必要です。いずれにせよ、Twitterと同様に、短時間の間にたくさんPinすると、ホームフィードが1人のPinで埋まってしまい、フォローしている人はあまり良い気持ちがしないということは覚えておきましょう。

次のページ
ビジネスにどう活用できるのか ―Pinterestとマッチするターゲット層とは?―

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/07/11 11:00 https://markezine.jp/article/detail/15984

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