ビジネスにどう活用できるのか ―Pinterestとマッチするターゲット層とは?―
Pinterestの基本的な使い方を見たところで、次に米国のInternet Marketing社が公開している“The Power of Pinterest”というインフォグラフィックを一部ご紹介しながら、Pinterestがビジネスに本当に使えるのかどうか、考えてみたいと思います。

これは米国でのPinterestの伸びを表したグラフで、緑の折れ線グラフが「総ユニークビジター数」の推移を、赤の棒グラフが「1人あたりの平均利用時間」を示しています。わずか10か月で約28倍のUU増となり、右肩上がりの順調な推移が見て取れます。
ソーシャルメディアの2012年2月時点のメンバー数を見ると、Facebookが8億4500万人、Twitterが2億人、Pinterestは1040万人、またShareaholicの調査データによる2012年1月のリファラートラフィックの割合を見ると、Facebookが26.4%、Twitterが3.61%、Pinterestが3.6%となっており、まだまだFacebookが圧倒的なことに変わりはありませんが、Twitterと20倍近くもメンバー数に差があるにも関わらず、リファラーはわずか0.01%の差しかないことがわかり、Pinterestの外部サイトへの誘導力の強さがわかります。
最後に、ユーザー属性を見てみると、25~44歳が半数以上を占めており、男女比は20:80と、やはり圧倒的に女性ユーザーが多いことがわかります。さらに着目したいのが、家計所得のボリュームゾーン。2万5000ドル~7万4999ドルで全体の約7割を占めていることから、“ちょっと背伸びをしたら手が届きそうな、自分の憧れを集めるサイト”としてPinterestが活用されているのではないかと推測されます。
