オンラインでのリアリティを追求した3Dデジタルワールド、『セカンドライフ』。ここでは、土地や島の所有や、作成した3D製作物の売買が可能であり、全世界で700万人以上に利用されているようだ。マイボイスコム株式会社は、『セカンドライフの利用』に関する調査を実施し、2007年8月1日~5日に1万2,386件の回答を集めた。
その結果、セカンドライフの利用経験者はたった2%だった。「利用したことはないが内容は知っている」は32%、「名前を聞いたことがある」は25%となり、認知している割合は59%となった。非利用経験者の利用意向は、「すぐにでも利用したい」(1%)、「機会があったら利用したい」(20%)、「条件が変わったら利用したい」(15%)で、合計は36%。利用意向を示さない人の方が多いようだ。
セカンドライフ内でやってみたいことは、「自分の分身となるキャラクター(アバター)を作りたい」、「自分の土地を購入したい」がともに29%で上位となった。以下は、「自分の街を作りたい」(28%)、「世界の中を自由に飛んでみたい」、「家や乗り物、服を作りたい」、「商売を行い、実際のお金に両替したい」(以上、27%)が続いた。「ゲームを楽しみたい」や「チャットを楽しみたい」はそれぞれ13%にとどまっており、アクティブな行動を希望する人が多いことがうかがえた。
セカンドライフのイメージは、「わかりにくそう」が38%でトップ。以下、「登録の手続きがわかりにくい」、「運営会社の情報がよく見えず不安」(共に22%)が続き、上位3位はマイナスイメージが占めた。プラスイメージのトップは、「世界につながっている」(17%)となった。
ニュースリリース:「セカンドライフの利用」に関する調査結果(PDF)