SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

経営に貢献するIT組織・IT子会社の実態調査~成果測定施策への取り組みが有効か

 NTTデータ経営研究所とクニエは、共同で「IT組織の成功要因に関する調査」を実施した。

 本調査は昨年度より開始。2回目の今回は「経営に貢献する企業のIT組織・IT要員の実態」と「親会社に貢献するIT子会社の役割の実態」に着目して調査を行った。

 本調査ではその中で、IT要員(IT組織)に着目し、IT組織が十分に経営貢献できている企業(以下、先進企業)と十分にはできていない企業(以下、途上企業)に回答企業を分類し、要員の充足状況や組織強化施策の実施状況の違いを分析。

 IT戦略/投資管理機能のIT要員の質(要員スキル)と量(要員数)の充足度合い、ITマネジメント機能のIT要員の質の充足度合いが、IT組織の経営貢献に大きく影響していることが明らかに。

 また、先進企業になるためには、IT組織やIT投資の成果の測定/評価に関する施策に取り組むことが有効であるという結果になった。

 「IT投資額あたりのIT要員数と機能別構成比」の観点では、本社IT組織にIT要員を多く配置し、開発を含む主要なIT機能を主管していることが先進企業の大きな特徴であった。特に情報システム開発機能に多く配置していることが明らかになった。

 先進企業では、本社IT要員のシステム開発への主体的な関与により、自社の業務やシステムに関するノウハウの蓄積と上流工程へのフィードバックを強化することで、適確なIT投資判断やシステム企画の実践に繋げているようだ。

 一方、IT子会社を3つの役割(コストセンター型、サービスセンター型、プロフィットセンター型)に分類し、各役割別に親会社とIT子会社が期待するミッションを分析した結果、役割に応じて求めるミッションの特徴が明らかに。

 コストセンター型はビジネス要求に廉価で上質なサービスを提供するミッション、サービスセンター型はグループ競争力を高めるために攻めと守りを担うミッション、プロフィットセンター型は外販を拡大しグループ全体の成長を牽引するためのミッションであった。共通の役割としては、IT活用によるグループ競争力の強化への提案となった。

【調査概要】
調査対象:東証一部、二部上場企業(約2,300社)、IT子会社(約400社)
調査方法:アンケート形式(所定調査票の送付、または所定Webサイト回答による)
調査期間:2011年10月28日~11月22日
有効回答数:
(第1部)東証一部、二部上場企業:231社
(第2部)東証一部、二部上場企業:40社/IT子会社と想定される企業:37社
回答者属性:各企業のIT責任者および担当者

【関連記事】
2012~2016年国内製品別IT市場予測発表、2013年にはスマホ市場規模がPCを逆転
日本と海外14か国、2012年度コンテンツ市場調査結果発表
「オタク」市場に関する調査結果発表、オンラインゲーム前年度比3割増、市場は堅調に拡大
国内アパレル小売市場、リーマンショック後初の前年比プラス推移【矢野経済研究所 調査】
2011年クレジットカードショッピング市場約39兆円、EC市場の伸びとともに拡大基調

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/11/13 11:30 https://markezine.jp/article/detail/16746

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング