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三橋ゆか里の「女性向けマーケティング☆ア・ラ・モード」

女性のことわかったつもり? 女性に関してありがちな7つの勘違い


女性は買い物が大好き

 女性の買い物には付き合ってられない、は男性なら一度は感じたことがあるのでは?女性は暇さえあれば買い物してるってイメージを持つ人が多い。そんなことございませんのよ、という調査結果が2つ。

 まずは、女性にとっての理想の休日に関する調査。調査対象となった平均年齢38歳の女性900人が最も重視したのは、パートナーと過ごす時間。理想の睡眠時間は8時間で、起きたらまずパートナーと2人の時間を過ごす。次に多いのは「コンピュータに向かう時間」で、「交流」が次いだ。その他は「リラックスする」で、「買い物する」と「電話で話す」が最も優先順位が低いという結果。

 女性の中でも母親でいうと、1,000人の小学生の子どもを持つ母親を対象とした調査(Women & Co.による)では、自分の洋服より子どもの洋服によりお金をかけているという母親が10人中9人。お母さんたちは子どもの買い物に走り回ってることの方が多いのかもしれないね。

女性はネットやITを敬遠しがち

 女性にITのことを聞いてもね、なんて思われがちだけど、その生活をみた場合、男性よりも女性の方がネットを活用しているというデータがたくさん。例えばソーシャルネットワーク。TwitterからTumblrまで、広義に捉えるとその数は膨大。

 そんな米国におけるSNSの活用では、例えばFacebookページビューの62%が女性によるものだったり。またTumblrは、その他のSNSに比べて10代の女の子が占める割合が高いなんて結果が。一般に思われているよりも、女性の生活にネットやオンラインサービスは浸透してるのかも。

 ネットサービスの中でも、ソーシャルメディアは女性にとって友達や家族とつながる場所であり、またクーポンやセールなどブランドの最新情報をいち早く取得する場でもある。Women’s Marketingによると、Facebookのエンゲージメント率は女性の方が男性より55%高い。さらに、女性の55%がソーシャルメディアで接触したブランドの商品を購入する確率が高いと回答したそう。

 女性向けのサービスから広告まで、結局その仕掛けの最終判断をしているのは殿方だったりする。だから、女性の91%が「マーケターや広告主は自分たちを理解していない」と感じちゃう。女性というターゲットが漏れてしまっていないか、それが思い込み頼りになっていないか。改めて見直してほしいものです。

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この記事の著者

三橋 ゆか里(ミツハシ ユカリ)

ライター・記者。
オンラインショップ、UIコンサルティング会社、Web制作会社等を経て2009年に独立。日経デジタルマーケティング、TechWave、Tech in Asia(英語)などで執筆。また、女性誌のウェブサイトやスマホアプリ紹介の記事も手がける。アジアのITニュースが集まるStartup Datingでは、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2013/02/06 12:46 https://markezine.jp/article/detail/17126

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