女性は保守的
結婚して家庭に入る女性、子どもを守る母親というイメージからか、男性に比べて女性は保守的だと思いがち。少なくとも「リスク」という言葉と女性を紐づけて考える人は少ないよね。でも、意外と女性の方が大胆らしい。

投資家グループに占める女性の割合に関する記事によると、2005年、女性ばかりのエンジェル投資家グループはエンジェル市場の8.7%だった。5年後の2010年には13%に上昇。リスクが伴う投資分野で女性がより活発になってきていることがわかる。さらに、メンバーの大半を女性が占める投資グループの方が、男性のみの投資グループに比べてリスクがより大きな案件に投資する率が高いんだとか。
女性は車やコンピュータを買わない
車やコンピュータと聞いて連想されるのは、一家の主とされる男性。次に乗る車やコンピュータは男性が決めるでしょと思いきや、自動車から健康保険まで、消費者購買の85%が女性によって行われているそう。新しい自動車に関しては、購入判断の68% を女性が決めてるとか。買う対象が何であれ、 家庭の買い物を主に行うのは自分だと答えた女性が75%いた。

Girlpowerという別のマーケティング企業による調査でも、家電製品や車を含むいわゆる男性向け商品に関しても、女性がその50%以上を購入しているという結果が。女性に向けたメッセージを発信してる車の広告ってどれくらいある?
女性はパートナーと何でも共有したい
ドラマや映画なんかにでてくる、「私たち夫婦なんだから隠し事はなしよ」なんて台詞。邦画でも洋画でも変わらず耳にする。一般的にこういう考えは女性にありがちと思われているけれど、なんだかんだで女性の方が現実的。とりわけお金に関しては。
米国の夫婦やカップルを対象に行った調査(ING DirectとCapital Oneによる)では、お金にまつわることをパートナーから隠すことを「後ろめたい」と感じる人が78%。あらみんな正直で素敵と思いきや、出費に関する話を相手から隠す傾向は女性により見られるそう。洋服やアクセサリーなんかのお買い物について、パートナーに黙っている女性が4人に1人いるんだって。
日本の家庭におけるお財布管理に関する調査。日本人男性の4人に1人が、奥さんに家計を任せても構わないと回答。女性のへそくりに関する設問では、男性の61.1%が「へそくりをしてほしくない」と回答したのに対して、女性の64.7%が「へそくりをする予定」と回答。結婚という現実では、相手から隠し事をしないなんていうのは幻想なのかも?
女性は競争を好まない

敢えて競争を好むかどうかは別として、女性は一般的に思われているほど競争が苦手というわけでもないみたい。それを表すひとつのデータが、ビジネス界における女性CEOの台頭。米国のビジネス誌「Fortune」が年一回発行するフォーチュン500というリスト。
全米上位500社がその総収入に基づいてランキングされていて、毎年話題になるのがそれらトップ企業における女性CEOの比率。昨年2012年のランキングでは、CEOが女性だった企業が18社。まだ全体の3.6%に過ぎないけれど、前年は12社だったから徐々に増えて来てる。役員に女性が一人もいない企業は、10社に1社だそう。(Catalyst調査)
競争が嫌いでCEOや役員という職には就かないよね。一般的にコミュニケーション能力が高いとされる女性は、一対一の競争よりもチームでの競争に強いらしい。男女間にある競争に対する姿勢のギャップは、チームで仕事するとなった途端に消えると。1人ではなく2人体制で競い合う環境では、競争を積極的に好む女性が倍だって。