三越伊勢丹ホールディングスは、百貨店の優良顧客を抱えることを強みとし、グループ顧客との接点拡大の一環として、食品宅配事業を推進している。一方のオイシックスは、食品宅配で収益を出せる仕組み(物流、システム、商品など)をもち、成長スピードの加速を目指している。
今回、宅配事業での提携を行うことで、三越伊勢丹フードサービスは、オイシックスの宅配システムや物流センターの活用に加え、オイシックス独自の開発商品などの導入を通じ、会員制食品宅配サービス「三越伊勢丹エムアイデリ」の事業拡大を目指す。オイシックスは物流センターの受託による売上、利益の確保や、商品の共通化による流通総額の拡大により成長スピードを加速させる。 両者の取組みは今年10月ごろからスタートする。
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