米国Eコマース事業者に、必須となりつつある商品リスト広告
日本に先駆けて、米国では2011年に商品リスト広告がスタートしました。そんな米国では、Eコマース事業者にとって商品リスト広告はすでに必須の施策になっています。ネット広告の統合管理プラットフォームであるMarin Softwareが今年の1月に発表したデータによると、開始から2度目のクリスマス商戦を迎えた2012年の第四四半期(10~12月)では、広告主が商品リスト広告に投じた予算は前年から600%と大幅に増加したことが報告されています。
商品リスト広告の劇的な伸長
一方で、このデータには「前年は商品リスト広告の開始の年で参加している広告主が少ないうえに、この時期はクリスマス需要があり1年で最も小売業の需要が高まる時期なのだから伸びるのは当たり前じゃないか」という異論もありました。
けれども最近の調査では、季節要因に関係なく、商品リスト広告が伸びていることがわかってきました。CPC Strategyが発表した資料によれば、2013年の第一四半期(1~3月)の商品リスト広告の利用額は、その前の2012年第四四半期から倍増しているという結果が出ていました。
このデータからも、季節要因だけが影響しているわけではなく、商品リスト広告自体の利用率が一層進んでいることがわかるでしょう。