スマートフォンアプリは、一般的にアプリ内でユーザーの行動が完結するため利用情報を取得することは難しいとされてきたが、今回提供を開始した「スマートフォンアプリ解析SDK」をアプリ開発時に使用すると、パケット通信を発生させ、アプリ内の行動解析が可能となる。
ボタンのクリック、入力ワード、クーポンゲット、キャンペーン応募、SNS投稿、GPSやジャイロセンサー情報などの情報を任意のタイミングでSDKに値をセットすると、「RTmetrics」で特定の機能の実行頻度などを分析することができる。セッションの追跡には、端末の個体識別番号を送信する方法と、「スマートフォンアプリ解析SDK」が独自に生成するIDを送信可能とする機能を利用する方法がある。開発者向けにデバッグモードを設定し、リクエストの送信状況のログ出力も可能だ。移動中や地下などでのオフラインにより送信に失敗したリクエストは、SDKの設定により再送の有無を選択したり、有効時間を指定したりすることも可能で、より精度の高い解析が可能となる。
「スマートフォンアプリ解析SDK」は、Android OS、iOSに対応。「RTmetrics」V8以降のオプションモジュールとして提供され、販売価格は50万円。
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