SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第105号(2024年9月号)
特集「Update:BtoBマーケティングの進化を追う」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

Google アナリティクスのすべらない話

Google アナリティクスの「ユニバーサル アナリティクス」を利用してますか?アップグレードの手順と注意事項


 Google アナリティクスの次世代のバージョン、ユニバーサル アナリティクスへのアップグレード機能がリリースされました。アップグレードしたいけど手順や移行後のデータがどうなるのかがわからず、なかなかアップグレードに踏み切れない方たちのため、ユニバーサル アナリティクスにアップグレードをする手順、アップグレード前に確認しておくべきこと、アップグレード後の注意点をまとめました。

過去のデータを引き続き活用できるのが最大のメリット

 Google アナリティクスの次世代のバージョン、ユニバーサル アナリティクスへのアップグレード機能が昨年リリースされました(参考情報)。

 ユニバーサル アナリティクスを利用するには、新規のプロパティを発行して今までのga.jsのトラッキング コードと併用する必要がありました。しかし今まで計測に利用していたプロパティをユニバーサル アナリティクスにアップグレードできるようになったことで、過去のデータをそのまま活かしながらユニバーサル アナリティクスを利用できます。そして今後リリースされる新機能はすべてユニバーサル アナリティクスの利用を前提とするものばかりです。

 ユニバーサル アナリティクスにアップグレードする手順も非常にシンプルではありますが、現在ご利用の機能がユニバーサル アナリティクスでは一部対応されていなかったり、ユニバーサル アナリティクスを最大限に活用するにはトラッキング コードをユニバーサル アナリティクス用に実装し直す必要があります。

アップグレードは必ずしなくてはいけないもの?

 移行へのロードマップが公式のサイトで公表されました。自動的に移行されていくこともありますので必ずしも急ぐ必要はありません。下記にロードマップの概要をまとめます。

1.すべてのプロパティがユニバーサル アナリティクスにアップグレード可能

 A) 2014年2月時点のフェーズ

2.自動移行プロセス開始

 自動移行の対象となるもの

 A)モバイルアプリSDK v.1.x (v.2.xよりも前のバージョン)
 B)フィーチャーフォン計測用サンプルコードやライブラリ

3.ユニバーサル アナリティクスがベータ版から正式版に移行

 A)ユニバーサル アナリティクスがdc.jsに対応するタイミング
 B) 新規作成のプロパティはすべてユニバーサル アナリティクスに

4.ユニバーサル アナリティクスがGoogle アナリティクスの運用基準に

 ただしユニバーサル アナリティクス以外の計測方法は2年後にサポートが終了し、計測もされなくなることも合わせて公表されています。

発表内容

 Universal Analytics が新しい運用基準となってから最大 2 年後までは続行されますが、その段階で Universal Analytics 以外のデータ収集手法はサポートが終了し、機能しなくなります。 その段階でも Universal Analytics のものでない、サポートの終了したデータ収集手法を使用していた場合、送信したデータが処理されなくなります(アップグレード センター – よくある質問)。

 サポートが終了するとされているユニバーサル アナリティクス以外のデータ収集手法に該当するものは下記のとおりです。

  • ga.js
  • urchin.js (ga.jsよりも前のバージョン)
  • カスタム変数
  • ユーザー定義
  • フィーチャーフォン計測用サンプルコードやライブラリ

 「最大2年後」という期間をどう捉えるかは受け取る人それぞれかもしれませんが、上記に該当する機能や収集手法を利用している場合、自動移行を待つ前に今から準備をしておくことに越したことはございません。今後の移行のことを見据えると、新規でプロパティを作成する場合はユニバーサル アナリティクスで作成することをお勧め致します。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
アップグレードの手順は2つだけ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
Google アナリティクスのすべらない話連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

大藪 祐一(オオヤブ ユウイチ)

株式会社イー・エージェンシー アナリティクス&オプティマイゼーションチーム  シニア アナリストWeb制作のディレクション業務、IAとしての調査・設計業務を経て、現在はGoogle アナリティクス プレミアムの導入・解析・組織でのデータ活用を推進するアナリストとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/02/25 11:55 https://markezine.jp/article/detail/19260

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング