この記事はユニバーサルアナリティクスを前提として執筆しました。旧Google アナリティクス(通称「ga.js」)では一部挙動が異なる点をご了承ください。
Google アナリティクス最大の難関「Cookieの共有」
ファーストパーティCookieを利用するGoogle アナリティクスの制約
Google アナリティクスではユーザの識別にファーストパーティCookieを利用しているため、www.会社.co.jp / shop.会社.co.jp / 会社.blog.comという3つのドメイン名でサイトを運営している場合、1人が3つのサイトにアクセスすると1+1+1で合計3人とカウントされます。【注】
ファーストパーティCookieとサードパーティCookieの違いはこちらの記事をご確認ください。
また、www.会社.co.jpから流入してshop.会社.co.jpで商品購入など)した場合、www.会社.co.jpへ誘導した広告が正しく評価されないということになります。
このような状況において同一のユーザとして識別させるには、異なるドメイン・サブドメインでCookieを共有する必要があります。誤った計測内容に振り回されないように入念に設計と検証を行いましょう。
リターゲティング用のdc.jsを利用した場合においても、Googleアナリティクスの計測にはファーストパーティCookieが利用されるため、異なるドメインでCookieの値が共有されることはありません。