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Google アナリティクス がもたらす“データマネジメント”の世界

「Google アナリティクス AS “DMP”」【3】
プログラマティック・バイイング with Google アナリティクス プレミアム


3つのユーザーリストによるリマーケティング配信

 DSPであるDBM(DoubleClick Bid Manager)は、自らの配信によって蓄積されるユーザーデータ以外にも、以下のようなユーザーデータによってターゲティングを行うことが可能です。

  • DoubleClick Search(リスティング広告の自動入札ツール)で蓄積されたキーワードターゲティングリスト(リスティング広告のキーワードをクリックしたユーザーごとのリスト)
  • DoubleClick Campaign Manager(DCM)で蓄積されたユーザーリスト
    (DCMの計測タグによって蓄積されたユーザーデータ)
  • Google Display Network(GDN)で蓄積されたユーザーリスト
    (GDNの計測タグによって蓄積されたユーザーデータ)
DoubleClickプラットフォームによるプログラマティック・バイイング
※画像をクリックすると拡大表示します。

 DoubleClickのプラットフォームは1つのCookieで計測されているので、このような配信チャネルやネットワークを横断したユーザーデータを利用したプログラマティック・バイイングをスムースかつリアルタイムで行うことが可能になっています。

 これらのキャンペーンレポートはDoubleClick Campaign Managerのレポート画面で閲覧することができ(上図「DCMレポート」部分)、キャンペーンデータのみならず「コンバージョンパス分析レポート」や「アトリビューションモデル」によるチャネル評価分析などによってチャネル横断での最適化に活用することができます。

 このように、DoubleClickプラットフォームではリスティング広告、純広(第三者配信)、DSPの各チャネルを利用したキャンペーン全体の中で1つのCookieによるユーザーデータを重複なく計測・蓄積し、これらのチャネルを横断したリマーケティングシナリオでセグメントをかけたプログラマティック・バイイングを可能にしています。

次のページ
企業が保有するデータを活用したプログラマティック・バイイング

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この記事の著者

山浦 直宏(アユダンテ)(ヤマウラ ナオヒロ(アユダンテ))

アユダンテ株式会社 データソリューション推進統括部 統括部長
チーフエグゼクティブコンサルタント
元立教大学経営学部兼任講師

読売広告社において、事業局、営業局、デジタルビジネス局を経て、ファーストリテイリング、トランスコスモスにて一貫してデジタルマーケティングに従事。2016年よりアユダンテに勤務。 ネット広告の黎明期より一貫して、ネット広告、デジタルマーケティング畑を歩む。アクセス解析には2003年より取組み、解析・コンサルティングの実績多数。2010年よりGoogle アナリティクス360を中心としたデジタルマーケティングコ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/09/22 18:04 https://markezine.jp/article/detail/19599

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