スクーは、同社が運営するインターネット動画学習サービス「schoo(スクー)」において、東京大学 知の構造化センターが主宰する全学教育プログラム「東京大学i.school」の講義・ワークショップを実施している。4月16日に第1回目の生放送授業を行い、その受講者データを公開した。
同授業の受講者数は1,700人以上、滞在率は約91%だった。受講者が60分のインターネット学習コンテンツを生放送で受講完了できた理由としては、授業の双方向性が考えられる。授業内で3回のオンラインワークと講義を組み合わせ、後半にリアルタイムの質疑応答を実施することで、学習意欲にこたえるコンテンツ設計を実現した。
そして13歳から84歳まで、幅広い年齢層が受講。異世代間コミュニケーションの可能性がここに見出せる。今後はさらにその活性化を促進し、インターネットならではの新しい学習効果の開発を目指す。大学や教育機関とも、積極的にコンテンツ共同生成を行う計画で、MOOCsと共に大学教育のインターネット開放を進めていく。
また、アメリカから受講したユーザーの存在も確認されていることから、同社は中期計画として「コンテンツの多言語対応」「同系モデルの海外展開によるローカルからのコンテンツ発信」の2軸を通じて、更に広く新しい学びを提供していく予定。
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