「Yahoo! Prime View」は、Yahoo!のサイト上で展開されるディスプレイ広告キャンペーンを、ビューアビリティ率100%で実行することを可能にする測定手法。これによって、広告主は配信された広告インプレッションではなく、実際にブラウザ上に見える(viewable)状態になった広告インプレッション「vCPM(viewable CPM)」に対して支払うことになる。
米Media Rating Council(MRC)は今年3月、米広告業界団体IABとともに策定に取り組んできたガイドライン「Viewable Impression Measurement Guidelines」を発表。ビューアブルなインプレッションを測定するためのパラメータについて説明。ガイドラインでは、ビューアブルディスプレイインプレッションと認められるには、最低1秒間、50%のピクセルがブラウザ上に表示されるべきだとしている。
Yahoo!はMRCが認定した測定手法を採用したソリューションを提供する最大のパブリッシャーとなる。「Yahoo! Prime View」は、ワークフローやレポート、クリエイティブを変更することなしに利用可能。現在、米国のYahoo!上のディスプレイ広告で利用可能だが、今後はグローバルネットワークに拡大するとしている。
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