エクスペリアンジャパンとドコモ・インサイトマーケティングは協業し、消費者セグメンテーションデータ「Experian Mosaic Japan」とドコモ・インサイトマーケティングが提供する「モバイル空間統計」を組み合わせたマーケティングサービス「Experian Mosaicモバイル空間統計レポート」の提供を10月1日より開始する。
「モバイル空間統計」は、NTTドコモの携帯電話ネットワークのしくみを使用して作成される人口統計情報。 基地局エリア毎の携帯電話台数をお客様の属性別に数えることによって人口の地理的分布を推計し、モバイル空間統計を作成している。これにより、時間別・地域毎の人口の分布や、性別・年齢層別・居住エリア別の人口の構成などを推計することができる。なお、モバイル空間統計は、集団の人数のみをあらわす人口統計情報であり、顧客個人を特定することはできない。
また「Experian Mosaic Japan」は、居住地情報から「ライフスタイル」という観点を加味できる消費者セグメンテーションデータ。国勢調査や年収階級別推計世帯数、消費者購買行動データなどをベースに、居住地における近隣の人々のタイプや生活スタイルで日本の全町丁目レベルを14グループ、52タイプ、220のセグメントに分類している。
「Experian Mosaicモバイル空間統計レポート」では、モバイル空間統計の特徴である、いつ、どこに、どこから、どのくらい人が来ているかというような「時間帯別人口情報」と、Mosaicの特徴である、どんな人がどこに住んでいるというような住民の代表的な「ライフスタイル情報」とを組み合わせることができる。これにより、ターゲットとするライフスタイルを持つ消費者の時間ごとの人口分布など、いわば“動くペルソナ”を把握することができる。
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