全自動クラウド会計ソフト「freee(フリー)」を運営するfreee株式会社は、シンガポールの投資会社であるPavilion Capitalとリクルートホールディングスの投資子会社であるRSPファンド5号を引受先とし、総額6.3億円の第三者割当増資を実施することに合意した。今年4月に行った増資とあわせて、合計14.3億円の調達となる。増資の資金使途は、法人向けの開発・サポート体制の強化だ。
またこの度、「freee」に経費精算機能が追加した。会計ソフトと経費精算がシームレスに一体化することで、経理の業務が大幅に短縮できる。iPhoneアプリからのレシート写真登録にも対応しており、従業員はどこでも経費精算の申請ができ、承認者による承認や会計ソフトへの仕訳登録がシームレスになる。
同社は、既にリクルートライフスタイル社が提供する「AirREGI」との提携を通じて、プロダクト連携およびマーケティング面での連携を実現している。今回の出資にともない、リクルートグループ横断で経理や給与計算の分野で中小企業をサポートすべく、プロダクトや営業面での積極的な協業も検討していく。
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