ロガリズムは、スマートフォン向けゲームアプリのユーザーログデータを階層化し、解析データを自動でレポートするクラウド型サービス「BUNSEKI」をリリースした。特別なSDKを必要とせず、同社側で用意するサーバーにアプリのログデータを送ることで自動的に分析を行うので、導入企業側の負担は少ない。また、1万MAUまで無料で導入可能なトライアル版を始め、30万MAUまでを月額1万円で提供する。
スマートフォンゲームアプリ市場規模は2014年に6,584億円(前年比120.4%)に到達すると予想されている(CyberZとシード・プランニングの共同調査より)。大手ゲームアプリベンダーやゲーム会社は、ユーザー行動データを自社内で解析・分析する人材組織を構築し、アクティブユーザーの向上や課金の行動を分析し、高い収益をあげている。その一方で、中小規模のゲームアプリベンダーの多くは、ログ解析・分析の必要性を実感しているもの、人材不足・コストといった障壁により、十分な体制が構築できないといった課題を抱えてる。
この度リリースした「BUNSEKI」を活用することで、中小のゲームアプリベンダーは、日々のログ集計・精査・データ加工といった手間を省き、新たに分析システムを構築することなくログ解析を行うことが可能に。分析スタッフの人材不足を解決し、またそこで節約できた労力を運営やプロモーション活かすことで、ゲームアプリの収益拡大を実現する。
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